爆ぜる怪人 殺人鬼はご当地ヒーロー

おぎぬまX

第21回『このミステリーがすごい！』大賞・隠し玉！
街に潜む悪人を次々と殺し始めた犯人は、主人公がかつてデザインし
お蔵入りになったヒーロースーツを着ていた!?
ご当地ヒーローの運営会社で働く青年が、町田で起きた連続殺人事件の真相に迫る。

東京・町田の人気ご当地ヒーロー、マチダーマン。その運営会社であるMHF（マチダ・ヒーロー・ファクトリー）のデザイン部で働く志村は、ある日テレビのニュースを見て衝撃を受ける。町田で少年が誘拐されたが、何者かが誘拐犯を殺害し、少年を救出。助けられた少年が「正義のヒーロー」として描いた絵は、かつて志村がデザインし、お蔵入りになったはずのヒーロースーツと酷似していた！周囲は空似だというが、志村が悶々とするなか、第二の事件が起き――。


（著者情報）
おぎぬまＸ
1988年、東京都生まれ。元お笑い芸人。ギャグ漫画家として2019年に『だるまさんがころんだ時空伝』で第91回赤塚賞入選。2021年には「ジャンプSQ.」（集英社）にて『謎尾解美の爆裂推理!!』を連載（同社より単行本も刊行）。また、ジャンプ小説新人賞2019・小説フリー部門にて銀賞を受賞し、『地下芸人』（集英社）で2020年に小説家デビュー。他の著書に『キン肉マン 四次元殺法殺人事件』（集英社）がある。2023年、第21回『このミステリーがすごい！』大賞・隠し玉として本作が選出される。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 宝島社
• 掲載誌・レーベル: 宝島社文庫
• ページ数: 384ページ
• 電子版発売日: 2023年06月06日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★☆]

ちょっと箸休め程度に読んだが、スラスラ読めて面白かった。
漫画家さんが書いたという事で、漫画のような雰囲気の小説で楽しく読めた。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ご当地ヒーロースーツを着た人物が誘拐犯を殺害した。そのヒーロースーツを描いたデザイナーが主人公。
探偵でもなんでもない1社員が解き明かすのが良い。しかし途中から探偵の協力を得て犯人を探していく。うーん。最初から出てた鳳が相棒役を担うのかと思いきや、違うのが少し残念だったなぁと。
展開は悪くないが途中のわりと不快なパワハラシーンを吹き飛ばすほどの爽快さはなかったので、星3で。

[ブクログ · ★★★☆☆]

表紙からあまり期待していなかったのだけど（すみません）面白かった。志村他魅力的なキャラが多いのでシリーズ化しても面白そうだなと思った。
ＭＨＦはブラックすぎて笑えない。

[ブクログ · ★★★☆☆]

誘拐犯を殺害し、少年を助けたのはご当地ヒーローだった！？というところから始まる物語。
思っていたよりも最後の盛り上がりに欠けたが、元芸人、漫画家の肩書こそのキャラは生きていた。
土地勘のある町田が舞台なので読んでみた。
表紙なんかも知った場所でうれしい。
次作に期待。

[ブクログ · ★★★☆☆]

今年の「このミス大賞」作品の中で､着想は一番です。但し､ストーリーを優先するあまり､現実が蔑ろになっているのは､いただけない

[ブクログ · ★★★☆☆]

おぎぬまXさんは芸人、漫画家、小説家と俺がやりたいようなこと全部やってる
しかも俺が今ハマってるミステリーまで書いてほんとに尊敬
設定が斬新で面白かったです