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Posted by ブクログ 2021年11月14日
漱石の写生文についての論考に刺激を受けた。
柄谷は、漱石の写生文がやがて小説に発展すべきものとみる見方を退ける。そうではなく、漱石は近代小説の終わりから出発したのだと。ローレンス・スターンを日本に紹介したのは漱石だが、漱石にとって近代小説はスターンで終わっていた。そのスターンはイロニーが発生する時点...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月31日
めちゃくちゃおもしろい。
柄谷行人の仕事ってNAMとかやってるのしか知らなかったけど、もともと文芸批評で世に出たわけで、本来はこっちがメインなんだよな。
しかし、柄谷行人をしても、『三四郎』での美禰子の恋愛の対象は三四郎という解釈になるのが不思議。どう読んだってそうじゃないだろうと思うのだけど、そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月22日
柄谷行人 「漱石論集成 」
漱石作品の批評集。
漱石小説において、他者との葛藤が提示され、他者との関係では解決できない自己の問題に転換され、自殺か宗教か狂気かで終わる〜漱石は表象、言語化できないものを言語化しようとした
従前の漱石論とは異なる視点
*漱石作品を「明暗」を頂点とする発展過程として...続きを読む
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