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Posted by ブクログ 2010年12月08日
大崎さんの短編集。
この人が書きたい方法・ものごとが少し分かった気がする。
そして、それが好きだと思う。
多分、何度か読み返すだろう本です。
なぜだか勝手に、この人は男性を書くと思っていたので、「八月の傾斜」の語り手が女性だと気づいたとき慌てて最初から読み直した。
「ソウルケージ」が凄く良くて、...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月07日
「八月の傾斜」
「だらだらとこの坂道を下っていこう」
「孤独か、それに等しいもの」
「シンパシー」
「ソウルケージ」
の5つが収録された短編集。
順番が先にあるほど面白かった。
つまり、「八月の傾斜」が一番良かった。
「4」という評価は、ほぼこの作品のものだ。
ただ、その前に「だらだらとこの坂道...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月30日
ある意味で、最も大崎さんらしい作品かも知れません。
いずれも透明感が有って、綺麗です。そしてキーワードとも言うべき「純粋さ」に溢れた作品です。短編ゆえに、それらがさらに鮮明に打ち出されている気がします。
大崎ワールド全開。でも一方で、それだけなの?という気もしてしまいました。もう少し幅が欲しいか...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月23日
【本の内容】
今日一日をかけて、私は何を失ってゆくのだろう―。
高校三年の初秋、ピアスの穴を開けようとする私に、恋人がささやいた一言―大切なものを失くしてしまうよ。
あれから九年を経て、私は決まりきった退屈きわまりない毎日を過ごしていた…(「八月の傾斜」)。
憂鬱にとらえられ、かじかんでしまっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月23日
タイトルを見て、もっとさみしい話なのかなとおもっていた。
何とも言えない幸福感を含む切なさ?どの話も、そんな不思議な読後感がしばらく残った。
シンパシーは違うな。この話はよくわからなくて、だからかしばらく反芻していた。
大崎さんの描く澄んだ空気感がすき。
八月の傾斜/だらだらとこの坂道を下ってい...続きを読む
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