陽のあたる坂道

陽のあたる坂道

638円 (税込)

3pt

3.8

女子大生・たか子は、経営者・田代の娘の家庭教師になった。裕福で幸福そうに見えながら出生の秘密を抱えた田代家は、優等生の雄吉、型破りの信次、足の悪いくみ子が、明るく寄り添って暮らしていた。人生を肯定的に切りひらこうとする信次と、まっすぐな性格のたか子はやがて心を通わせるようになるが――。奔放で闊達、自由な空気に満ち溢れた、胸のすく青春文学の王道!

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陽のあたる坂道 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年10月22日

    昭和31年に掲載された本らしいので、今では考えられないような差別用語や非常識を考慮しなければならないものの、清々しいほどのド直球、青春小説。裕福だが様々な問題を抱えている田代家。そこに家庭教師として、たか子が訪れたことから物語が始まる。まず登場人物の会話がなんかセンスがあるというか、キャッチーでイキ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年12月26日

    かなり前に書かれた本だけど、そんなに古さを感じなかった。
    若者らしいこだわりや、迷い、戸惑いなど、それぞれ人は迷いながら、手探りしながら、進んでいくんだろうと思う。
    どれだけ、自分の迷いとまっすぐ向かいあうか?真摯に向かい合うだけ、人は深くなっていけるのではないだろうか?
    一番わからないのは自分かも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年09月15日

    超レトロな会話がとても新鮮。とても世間が狭くてご都合主義で話が進むが,娯楽小説としては面白い! 当時映画化され,主役を石原裕次郎がしたらしいというのを知っていたからか,どうもその顔が浮かんでしまい…あて書き? それにしても人物が面白い。特にすまして陰でめちゃくちゃな雄一〜

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    とにかくこの時代が雰囲気が好き。この頃に行ってしばらく生活してみたい。
    今よりちょっとだけゆるいテンポな気がする。

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    Posted by ブクログ 2015年06月24日

    この言葉の言い回し。時代を感じる。気恥ずかく苦しささえ覚える。
    今は、感じたり考えたりしている事がらを、真正面から素直に言葉に置き換えるよりも、受け取る相手の気持ちも自分の気持ちもオブラードに包んで、雰囲気込みで感じ取りあう関係が多いように思うから。
    この小説のこの気恥ずかしい感じは、終戦後の自由を...続きを読む

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