女王陛下の影法師 ──秘書官からみた英国政治史

女王陛下の影法師 ──秘書官からみた英国政治史

1,265円 (税込)

6pt

4.8

ヴィクトリア女王、エリザベス2世、そしてチャールズ3世まで、イギリスの歴代君主に仕えた君主秘書官たち。多くは君主の青年時代からの側近であった彼らは、国内外の様々な問題を君主に報告し、時に助言も行い、有事に際しては公正中立な立場から君主と政権をつなぐ重要な架け橋でもあった。本書では、彼らが登場した歴史的経緯を踏まえつつ、手紙や日記などの史料を交えて秘書官と君主との物語を描く。貴族政治から大衆民主政治への転換、二度の大戦、王室のスキャンダル……。激動の時代を経てなぜ今も君主制が存続するか。その謎に迫るユニークなイギリス近現代政治史。

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女王陛下の影法師 ──秘書官からみた英国政治史 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    英国君主と議会の間で奔走した国王/女王秘書官たいう役割から見た英国政治史。
    「君臨すれども統治せず」とは全く政治に関わらないということではない、立憲君主の役割が、秘書官の仕事から見えてくる。

    0
    2024年03月17日

    Posted by ブクログ

    英国の女王/国王のそばに仕え、国内外の問題を報告・助言し、必要ならば政権首脳との橋渡しを行う「秘書官」という職の歴史と彼らの仕事を紹介しつつ、あわせて英国近現代史を学べる本。
    文庫化にあたっては2022年9月のエリザベス2世逝去までの情報をアップデートしている。

    比べてもしょうがないけど、日本の皇

    0
    2023年09月13日

    Posted by ブクログ

     2007年の単行本を文庫化。19世紀のヴィクトリア女王からエリザベス女王までの君主に仕えた秘書官の話。文庫化にあたっては、現・チャールズ国王の戴冠式のTV解説を行った筆者だけに、あとがきにて「今」を追記。君主に対しては中正公平に意見を述べ、政府との仲介にもあたった秘書官の動きを通して、自然と近現代

    0
    2023年06月10日

    Posted by ブクログ

    国王陛下・女王陛下と、政治と、秘書官。この歯車が噛み合わないと、国の運営が滞るイギリス。
    単なるスケジュールの管理や外遊の手配だけでなく、王室のありとあらゆることに目をむけ、心配れる秘書官が必要であることを、あらためて感じる一冊でした。

    0
    2023年06月25日

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