ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
6pt
母と義父とに連れられて幼い頃行商の旅に暮した体験を明るく牧歌的に描き切った短篇「風琴と魚の町」、つましく生活する一組の夫婦の愛情を謳う「清貧の書」、転機を求めてのパリ旅行を素材とした「屋根裏の椅子」、男と女の後姿に、あるが儘の人生を見る客観小説「牡蠣」等。名作『放浪記』を力に、作家はいかに飛躍をとげたか。〈宿命的放浪の作家〉林芙美子の代表的初期短篇7作。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
林芙美子氏というと、森光子さんの放浪記の舞台のでんぐり返りというイメージしかなく、これまで避けてきた私が、この本で4冊目。良くも悪くも流行作家と呼ばれてきたであろう氏のことが少しずつ分かってきたような気がする。 この短編集では、主人公や彼女を取り巻く人々の生き様や生活状況(広くは社会の状況-貧困...続きを読む、女性の置かれていた立場など、いろいろな人権上の課題など)が知れ、読み進めるのが辛くなる時が何度かあったが、やめられない自分もあった。 社会が変容していく中で、未来も見えにくくなっている今。昔を知るべく、建物や風景さえもなくなり変化していく中で、文学として当時の有り様を残された氏の業績は大きいと感じた。
主人公らとすれ違う人々の優しさは気まぐれなものだ。困難でも縋らずに独力で歩み、一時寄り添う。女性が堪えればその時は長く続く。 明るい話ではないが、女性のひたむきさには惹かれる。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
清貧の書/屋根裏の椅子
新刊情報をお知らせします。
林芙美子
フォロー機能について
「講談社文芸文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
愛する人達
試し読み
蒼馬を見たり
朝御飯
朝夕
或る女
田舎がえり
浮雲
美しい犬
「林芙美子」のこれもおすすめ一覧へ
▲清貧の書/屋根裏の椅子 ページトップヘ