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ひとつの土器片が、少年の目を黎明期時代に向けさせた。行商のかたわら赤城山麓周辺の遺跡を踏査し、遂に関東ローム層中の石器文化(岩宿文化)を発見、日本における旧石器文化研究の新分野を開拓した男の不屈の人間記録。1961年群馬県功労賞、1967年岩宿発見の功績により吉川英治賞受賞。行商のかたわら赤城山麓の遺跡を踏査。関東ローム層中の岩宿遺跡を発見、日本の旧石器文化研究の新分野を開拓した男の人間記録。
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Posted by ブクログ
若くして、何かに取りつかれ、そのまま人生をささげて邁進する。これって、間違いなく幸せな人生でしょう。金も名誉もなく、力強く。研究の世界は、実は泥沼なのだけれど、切り拓いてゆく喜びは、他では味わえない。その息遣いが、文に乗った良書です。
歴史小説は好きだが、石器時代には興味ないんだよなと言ったが、らびこさんに進められもらったので読んでみる。 おおこれは、面白い。歴史ロマンだな。石器ブームの世代なんかあったのだな。一般の物売りのかたが、石器時代に思いを馳せ、石器を探していく様は読んでいても熱が伝わりワクワクした。調べてみると実家の近く...続きを読むなんだな。今度帰省したときに行ってみたい。
昔は読書感想文コンクールの課題図書にもなったらしいが、全く知らなかった。 読んでみたら、とても良かった。今の子供たちには、戦前戦後の貧しさを想像できないかもしれないけれども、家庭の愛情に恵まれなかった著者が、鎌倉で育つうち、古の世に思いを馳せるようになった心情はわかるのではないか。 発掘を始めてから...続きを読む、いろいろな「裏切り」にもあうが、恨みがましさはない。恵まれない境遇にあるからこそ、唯一心をときめかせるのが古代の謎だったということが伝わってくる。 表紙が地味だし、タイトルも今どきの子供が興味を持つようなものではないが、ぜひ大人が手渡してほしい。 『海辺の宝もの』も似た物語だが、メアリー・アニングは生活のために(売るために)発掘したわけだけど、相沢さんは、行商で生活をし、発掘したものは売らなかったというところが違う。アニングは古生物学者とは言えないが、相沢さんは、専門の教育を受けなかったが考古学者と言える。自分で研究し、仮説を立て、証明したのだから。昔のイギリス人ではなく、比較的最近の日本人の話だし、中学や高校の教科書に載ることもあるから、『海辺の宝もの』より薦めやすいかもしれない。フリガナ付きの子供向けがあるといいのにな。内容的には小学高学年から読める。
著者の幼少期から岩宿遺跡の発見までを語る自伝。ちょうど戦前戦後の話。 幼い頃に親兄弟と離別し、そのせいか家族団欒に強い憧れをもち、古代の生活への憧憬へと繋がっていく。戦後行商人をしながら、地道に発掘を続ける姿は感動もの。学歴は無くても努力でカバーしていく姿勢がいい。 今では誰もが知っている岩宿遺...続きを読む跡は、このように発見されたと理解できた。
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相沢忠洋
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