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神はいるのか。父はいるのか。本当の父は誰なのか――。16歳少女との淫行事件で、仕事も家族の絆も失くした僕は、故郷・宮崎を訪ねる旅に出た。少年時代を過ごしたあの土地へ。妾だった母に深く依存しながら母を責め、最後は捨てられた飲んだくれの実の父・北村。平坦で平板で平面な人生を愚痴一つ言わずにずっとずっと歩いて来た育ての父・東国原――。やがて、自分の血と、過去に向き合う決意を固めた僕は……。元宮崎県知事・東国原英夫が故郷での少年時代を初告白した感動作!
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Posted by ブクログ
そのまんま東さんが、書いた自伝。 自伝なのである程度誇張されているところもあるのだろうけど、 よく書けている。 文章がうまい。作家の才能もあるのだろう。 今後の日本のリーダーとして期待したい。
まず、人間のいやらしさや、生々しさを感じた。自伝的な小説なだけに、一層、東国原氏の父親の存在感が生々しい。 子供ながらに、その父の姿に、恐怖し、軽蔑し、、それでいて血のつながる家族を捨てきれずに慕う気持ちも抱いていた少年。それは混沌としたもので、矛盾した感情。 そういった子供の頃の頭ではなく、心...続きを読むで感じ取っていた人間模様が素晴らしく表現されていると思った。 自身の壮絶な幼少期を十二分に振り絞った感のある、自伝的小説なだけに、濃度がとても濃かった。
ステキなタイトルである。 今や宮崎県知事となった東国原英夫氏の書いた自叙伝だ。 明るい芸人・・そんなイメージだけを持っていたが、実は氏とその家族には様々な事情があったようだ。 「東国原」という姓も、母親の再婚相手の苗字との事だ。 「ゆっくり歩け、空を見ろ」・・この言葉は、氏が幼い...続きを読む頃に母親が口癖のように言っていた言葉らしい。 何気ない言葉ではあるが、実に味わい深い言葉だと思う。 未成年への淫行事件で、家族の絆を無くし、母親や姉にも泣かれたらしい。 しかしその後、故郷である宮崎で県知事までなった男の心境はどのようなものだったのだろうか。 残念ながら、この本が書かれたのは平成13年であり、今の氏の身の回りのことには触れられていない。 「ゆっくり歩け、空を見ろ2」というタイトルでもいいから、続編などがあればぜひ読んでみたいものだ。
is this making story by his history? i don't think so.
東国原知事の少年時代を、事件に巻き込まれて謹慎していた時期に回想し、自身の原点を辿っていくお話。予想以上に波乱万丈。 ビートタケシ殺人事件なんかとは比べ物にならないくらい読みやすく、面白かった。
自伝的小説、と背表紙に書いてあったが、微妙。あまりにも少年時代の回顧の描写がディテールすぎて、ホントにこれって東国原さんが自分の体験を思い出して書いたの?って思ってしまう。それは、文章自体がとても読みやすく、表現が比喩に富んでいて、感情をゆさぶられるような内容だったこともある。うがった見方をすると映...続きを読む画化を見越して、ドラマチックに脚色しているんじゃないの??と思える。 全く無名の新人が書いたのであれば天晴れと賞賛されるのではないかな。
話題の東国原知事の本です。 本の題名を見て、買ってしまいました。 『ゆっくり歩け、空を見ろ』 しかり。。。
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ゆっくり歩け、空を見ろ
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東国原英夫
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