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エブリスタ×宝島社の『この文庫がすごい!』大賞の受賞作 生来の虚言癖が災いし、クビ同然に福岡県警から放逐され、ヤクザにも追われる立場となった橘涼真。そんな彼に唯一手を差し伸べたのは、警察庁の組織犯罪対策部だった。選択の余地がないまま涼真は潜入捜査官となり、日本最大のヤクザ組織「阿頼組」五代目の一人娘に接近するが⋯⋯。涼真の口から勝手に飛び出す嘘が、歴戦のヤクザたちを翻弄する! 虚実混交のジェットコースタークライムノベル登場!
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Posted by ブクログ
言い逃れするとき、説得するとき、相手を取り込もうとするときか、生きるか死ぬかのピンチのとき、普通に会話しているときなど、主人公は常に嘘をついていて、無意識に嘘をつくときもあるので結構混乱させられた。 面白いのは生きるか死ぬかのピンチの時につく嘘の内容。頭をフル稼働して捻り出した嘘を相手に信じ込ませ...続きを読むるまでの過程や会話がスリリングで楽しかった。
シビアな世界で生きていくしかない人間達の生き方が交差している物語。主人公は嘘を武器に必死にピンチを潜り抜ける場面が多く、ドキドキする場面が多い。ヤクザの一人娘のキャラクターも魅力的で、2人が今後どうなっていくのかもとても気になる。
面白かった。ヤバめの嘘つきが潜入捜査をする話。主人公は悪癖からついつい嘘をついてしまい、それを隠すためにまた嘘をつく。主人公だけでなくほぼ全ての人物が嘘をついている。二転三転する展開を追ううちに没入していて一気に読めた。バラバラのピースがパズルのようにオチで嵌まる。見事。人を選ぶ作品かもしれないが好...続きを読むみだった。
嘘でやくざ達を煙に巻いてると言えば聞こえはいいですが、追い込まれて嘘を吐いて何とか辻褄を合わせてるようなお話で、かつ主人公がどこか軽いので、あまり緊迫感を感じないお話になっています。なんていうか、度胸があるんだかなんだかわからない主人公ですね。
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スクラップ・ライアー 警察庁組織犯罪対策部の嘘つき捜査官
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幸村明良
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