ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
秘峰八ケ嶽を舞台に、姫をめぐる兄と弟の愛の確執と惨酷な結末が、果てもなく続く一族の血塗られた歴史の発端だった。憎悪は憎悪を呼び、復讐は復讐を生む。山窩族と水狐族に分かれて争う末裔たちの呪詛と怨嗟の叫びは、時空を越え、いま大江戸の夜に凄然と谺する! 近代劇作の手法もとりこんだ卓抜な構想力と無類の空想力で妖美幻想の世界を拓き、国枝三大伝奇長編の一つと評される豊饒な成果。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
稀代のストーリーテラー国枝史郎の3大伝奇小説のひとつ。母の呪詛を浴びて育ち不死の呪いを受け、おまけに腕には人面瘡がある鏡葉之助を主人公に、母の仇を討つべく一族をかけて水狐族と戦う伝奇長篇!話は複雑だがとにかく面白い。スピーディな展開に、溢れるように出てくる登場人物たち。勧善懲悪ではない。出てくる者た...続きを読むち皆んな悪人なのだ。いつも話が膨らみ過ぎて最後まで書けない国枝が最後まで書いたことも凄い。
非凡なストーリーテラーだ。目くるめく物語が展開し、一気に読ませる。描写が映像的なのも国枝史郎の特徴だろう。
作者の代表作の一つらしい。 前に読んだ『神州纐纈城』は未完で驚いたので、これもそうではないかとドキドキだったが、ちゃんと完結していた。しかし伝奇小説は未完である方がよいという説もあるし、そういう意味ではこじんまりまとまっている方なのかもしれない。 一人の姫をめぐった兄弟の戦い、その末裔の山窩族と水狐...続きを読む族の戦いを背景に鏡葉之助という青年の波乱万丈な運命を描いた話だが、この主人公も内面に善と悪を抱え込んだ人間で、「それでいいのか」と突っ込みたくなることもしばしば。種族と種族の戦いで盛り上がるところも、そんな昔の因縁は忘れて仲良くしろよはた迷惑な、と思ってしまう。伝奇小説には向いてないのかも。 それでも読んでいる間は、次はどうなるのというワクワク感でどんどん読み進んでしまった。豪華絢爛な物語。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
八ケ嶽の魔神
新刊情報をお知らせします。
国枝史郎
フォロー機能について
「大衆文学館」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
赤げっと 支那あちこち
試し読み
赤格子九郎右衛門
赤格子九郎右衛門の娘
赤坂城の謀略
鴉片を喫む美少年
天草四郎の妖術
怪しの者
怪しの館
「国枝史郎」のこれもおすすめ一覧へ
▲八ケ嶽の魔神 ページトップヘ