紛争地の歩き方 ──現場で考える和解への道

紛争地の歩き方 ──現場で考える和解への道

1,045円 (税込)

5pt

3.7

殺しあいをしてきた人々は、どのように仲直りをするのか。闘いを通じて増殖され蓄積された憎しみ、悲しみ、怒り、憤りを当事者たちはどう処理するのか。和解を促すうえで、第三者のどのような手助けが効果的なのか。カンボジア、東ティモール、インドネシア、アフガニスタン、スリランカ、フィリピン、キプロス、ボスニアなど世界各地の紛争地で、現地の平和に貢献する活動や研究を行ってきた国際紛争研究者が、紛争の現場で見て、感じ、考えたことをもとに和解の物語を綴ってゆく。

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紛争地の歩き方 ──現場で考える和解への道 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    紛争は大体エリートの権力闘争がその恩恵を受けない庶民を巻き込んで起こる。でも、忘却で社会を安定させるカンボジアもあれば、悲惨な記憶を抑止力とするボスニアもあって、国民の和解は色々なのだ。それだけに本書においてミャンマーの置かれた状況の救いようのなさが際立つ…

    0
    2024年03月23日

    Posted by ブクログ

    世界各地の紛争地を訪れた著者が、紛争の原因と経緯、そして和解の「処方箋」について解説した本。

    「和解」という言葉に対して、「当事者同士が仲直りし、ともに手を取り合って平和で安定した社会を築いていく」という抽象的かつ狭義的なイメージを勝手に抱いていたが、実際には様々な形があり、正義の追求、差別的・不

    0
    2024年01月18日

    Posted by ブクログ

    和解とはお互い理解し合って相手を許すこと、みたいに思っていたけど、和解には様々な形があることがわかった。本当にそんな社会のままで良いのかと疑問に思うところもあるが、紛争が起こらない状態が続いているのであればよしとするのか、複雑な心境になった。

    0
    2023年06月10日

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