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新宿の男装ホストクラブで働く百合には、声優になる夢があった。だが現実は、池袋の狭いアパートで、不幸の典型のような共同生活。同居人の真優はソープ嬢、累はホスト狂い。百合自身にも暗黒の過去があった――。知らない男からの宅配便、心臓を鷲づかみにされる恐怖、ルームメイトとの不協和音、そして惨劇。とめどなく涙流れる結末が恐怖を超える余韻を残す傑作。『愛しのシャロン』改題。(解説・長江俊和)
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Posted by ブクログ
ドキドキしながら一気に読み進めました。 久しぶりに本を読みたくなって読んだのがこれでしたが、ぐっと物語引き込まれていきました。 描写かつ伏線がとてもよく、状況が想像しやすい感じがまたよかったです。
実際に会った、女児誘拐監禁事件をモデルにしているように思う。 人、それぞれ色んな人生がある。 出会ってしまった、事件や事故もそのカードの1つ。 それから、どう料理するかは自分次第。 ただ、理不尽にも命を奪う奴が出てくるのは、小説ならでは。 不幸な人を更に不幸に追いやる、その心理は壮絶な劣等感。
軽く読み始めたが、、予想つかずかなり面白いミステリーだった。途中まではかなり胸糞でイヤミスか?と思ったが、割と正統派なミステリーに落ち着いた。過去の悲惨な犯罪被害者の周りで起こる殺人。動機面では少し弱いとも思ったが、上手くまとまっている。もう少し長く詳細に人物背景書けたらもっと良かった。
関連のないそれぞれがジグソーパズルのように少しずつ、噛み合い、いや違うと外される感。 結末も個人的には好きです
動機をもう少し掘り下げて欲しかったな。 もっと犯人に対する不気味さと苛立ちを得たかった。 中盤あたりから読みやすく スラスラ読めた
なんとなく展開が読めたのが残念だけど、全体的に薄気味悪くておもしろかった。 過去のトラウマから立ち直る間もなく、また恐怖に襲われるって考えただけで酷い。。
犯人、たぶんこの人だよな〜 がそのまま当たってなんとなく終わっちゃった。 過去の事件パートが理不尽で気持ち悪くてよかった。 最後ちょっと切ない。
気持ち悪いし恐怖なんだけど、今一つハマれなかった。 登場人物に共感しづらい。 どこかあやふやな感じ。 あと今どきの本にありがちなんだけど、読点多くないですか! 読んでてブツ切れで疲れる。
続きが気になってサクサク読んだけど、犯人の動機が理不尽すぎて謎解きって感じじゃなかった。 ただ最後の方に薄気味悪さの凝縮と、後味悪さを楽しめるって感じ。 (追記・ちょっとネタバレ含むので注意してください!) 読んだ後いろいろ考えるとなんか複雑な気持ちになってきた… 百合のコスプレ趣味の...続きを読む発端はどこだったのかとか、犯罪を一度犯した人間はどうあっても、罪を償って出てきたとしても被害者には決して許されることはないことであったり、世間からも一生罪人のレッテルを貼られること、等々、モヤモヤと考えさせられたなぁ。 作り込みというか、繊細な描写が積み重ねられて物語の世界が出来ていて余韻がすごい。 ほんのり良かった…感がありつつ、でも割ときちっと(?)後味は悪い仕上がり(笑)
常に何か良くないことが起きそうな予感がある生活はとても辛いだろうなと思った。 監禁犯の方の動機はなるほどと納得できたけど、殺人犯の動機はなんかがっかりしてしまった。 がっかりするような動機で人を殺すってなかなかの狂気ではあるかもしれない。
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