唐―東ユーラシアの大帝国

唐―東ユーラシアの大帝国

1,210円 (税込)

6pt

3.3

六一八年、李淵(高祖)が隋末の争乱の中から、唐を建国。太宗、高宗の時代に突厥・高句麗を破り、最盛期を築く。武則天、玄宗の治世は国際色豊かな文化を生み、大帝国の偉容をほこった。安史の乱以降は宦官支配や政争により混乱し、遊牧勢力と流賊の反乱に圧され、九〇七年に滅亡した。本書では、歴代皇帝の事績を軸に、対外戦争、経済、社会制度、宮廷内の権謀術数を活写。東ユーラシア帝国二九〇年の興亡を巨細に描く。

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唐―東ユーラシアの大帝国 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年10月01日

    唐の歴代皇帝の事績を軸に、対外戦争、経済、社会制度、政変・政争をまとめた本になります。
    一冊全体が唐史というのは本の中でも書かれてましたが珍しいかと。
    人・民族の動きや唐後期の藩鎮の動向、中央によるコントロールの状況も丁寧に描かれています。

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    Posted by ブクログ 2023年07月01日

    なんとなく遣唐使、玄宗と楊貴妃というくらいの印象で、当時の日本から見たらかなり進んだ国だったのかなあ、といイメージ程度だった唐。
    中国と一言で片付けることはできないさまざまな民族、特に遊牧民族をルーツに持つと言うべき帝国だった。
    歴代の皇帝の時代を細かく記述しているので詳しいけど、面白く読み進められ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月25日

    唐は、言わずと知れた7〜10世紀にかけて約三世紀続いた中国の王朝だが、多くの日本人にとってまず頭に浮かぶのは遣唐使。遣唐使を通じて、仏教文化や律令制度がもたらされたとのイメージが強い、というかそのイメージしかない。

    唐という王朝の通史を切り取った本著を読んで印象を新たにしたのは、唐は中国の王朝とい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月09日

    大陸に勃興する他民族・巨大帝国の衰退の歴史とは同じ様な歴史(政治・統治体制の洗練から周辺国に対する軍事費増大とその維持の為の租税負担の増加)を経るんだと興味深く読んだ。

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    Posted by ブクログ 2023年09月11日

    唐王朝のみを扱った書物というのは意外にも少ないらしい。本書は、300年近くに及んだ東ユーラシアの大帝国、唐に絞って叙述する。
    気になった箇所は、当時の物流網は、長安を中心とした西方とのものと、洛陽を中心とするものに分かれていたこと。そして、二都をつなぐ線はあまり大きいものではなかったらしい。食糧不足...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月08日

    この時代が好きな人へ、どうぞ、という感じの本かな。
    世界帝国さまながら、相変わらずの醜い愛憎欲望の世界でお腹いっぱい。

    あれだけ広いエリアで、こんなバカなことばかり繰り返して来てるのが、不思議だ。

    情報伝達の方法も限られてるから、庶民の方々は、何が起こってるかも、全く興味もなく知らなかったのでは...続きを読む

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