ZONE 豊洲署生活安全課 岩倉梓

ZONE 豊洲署生活安全課 岩倉梓

814円 (税込)

4pt

4.2

日本全体が少子化で人口減に悩まされる中、東京都江東区豊洲は、空前の人口増と再開発に沸き立っている。新たに設置された豊洲署生活安全課の女性刑事・岩倉梓のもとに持ち込まれる事件の数々。《児童ネグレクト》《貧困老人の孤独死》《震災詐欺》――。生まれつつある街の中で、梓は自分に出来る仕事を悩みながらも一歩一歩模索していく……。本格派・福田和代が描く、新世代警察小説。(解説・宇田川拓哉)

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ZONE 豊洲署生活安全課 岩倉梓 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    各作品には、発表時期または設定時期が明記されていて、作中の物語は2010年から2011年の出来事である…

    岩倉梓が取り組む事件は…児童ネグレクト、貧しい老人の孤独死、幼稚園での騒動、ストーカー騒動、震災に絡んだ詐欺と様々だ…何れも…或いは「最近の社会の縮図」のようでリアルだ…そういう事態に、主人公

    0
    2017年04月08日

    Posted by ブクログ

    警察小説では珍しい、生活安全課で勤務する女性警察官の話。世間を賑わすような事件でなくても、身近にある個々の問題に真摯に向き合う主人公の姿勢に、考えさせられるものがある。やれることに限界がある中で、自分の無力さを感じながらもあきらめずに前に進もうとする主人公はまさに「名もなき人」である。

    0
    2015年12月15日

    Posted by ブクログ

    まだ街として完成していない、地域<ゾーン>である豊洲。
    そこを舞台に生安の女性刑事、岩倉梓が活躍する。

    独居老人の孤独死、幼稚園に届いた脅迫状など、
    殺人やテロといった派手な事件では決してないが、
    地道にコツコツと、被害者やその周辺に向き合う姿が描かれる。

    「生安は殺人事件を扱わない。殺人は発生

    0
    2017年09月03日

    Posted by ブクログ

    やさしい女刑事の物語。

    やむにやまれず抜けられないでいた悪徳商法の販売員に同情するのはともかくとしても……一見粘着質なストーカー男や、震災ビジネス崩れの三下詐欺男の背景まで斟酌し、彼らの人生の心配までしてやる…。

    そんな刑事の物語、あってもいいよね、と思わされた。巻末解説文にも記されているように

    0
    2015年12月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    生活安全課が舞台の刑事もの、というのはちょっと切り口が変わっていて新鮮だし、女性警察官を主人公に据えていいるのもいい効果になっていると思います。短編連作ですが、豊洲という街が街になっていく姿をその主人公の目を通しながら、さまざまな事件とともに描いています。警察小説を期待するとちょっと変化球だけれど、

    0
    2017年08月16日

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