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ショージ君にはいくつもの顔がある。ある時はスルドイ定食評論家、ある時はミステリー作家ばりに、新聞の三行広告に隠されたナゾを解く。そうかと思えば、いつの間にやら粋人に大変身、おっしょさんと口移しで小唄の稽古「うめェは/咲いたかァ」なのである。はたまた旅を極めんと、はとバスに乗れば二階席で大興奮、八丈島では泳げないけどダイビングにチャレンジ。神出鬼没、変幻自在、融通無碍、サンダル履きで闊歩する、これぞショージ君流東京大遊覧。
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Posted by ブクログ
1990年刊行。 定食評論の話。 「おいしい」しか言えないレポーターへのばかたれ発言。 ガイジンの日本語で、石鹸の国と呼ばれるところでお風呂に入る という解釈。尺八の演奏つき、には笑ってしまう。 そしてちょうど網代の旅館で、東海林くんも網代に行っているお話が あって最高でした。 民宿で一人温...続きを読む泉に入って、食事(以外にも豪華)して、スナックに行って 何事もなく終了。 こんな一人旅、久しぶりにしてみたい。 よくできた東海林本でした。
もう「アサッテ君の」というより「まるかじりの」のほうが通じる漫画家兼エッセイスト。筑摩から出ている本がえらく面白かったので、他にも手を出してみた。タイトルから分かるとおり、ぼやき中心の日常おじさんエッセイ。おじさんエッセイの基本、「あるある」というこだわりについてはばっちり。ただね、おじさんのこだわ...続きを読むりは、コマカイ。
ショージ君にはいくつもの顔がある。ある時はスルドイ定食評論家、ある時は新聞の3行広告に隠されたナゾを解く。いつの間にやら、おっしょさんと口移しで小唄の稽古なのである。はとバスに乗れば2階席で大興奮、八丈島では泳げないけどダイビング。これぞサンダル覆きの大東京遊覧。
ショージさんと読む三行広告がオモシロかったです。一人では読み取れなかったです。○に略語の意味があるとははじめて知りました。
「東京ブチブチ日記」3 著者 東海林さだお 出版 文藝春秋 p81より引用 “どうも料理番組は、見ていて身もだえすることが多いようだ。 このたぐいの女は、 何を食べても「おいしい」としかいわない。” 漫画家でありエッセイストである著者による、 日々の生活や旅での出来事をつづったエッセイ集。 ...続きを読む定食屋評論からひねくれたスポーツの見方まで、 いつもながらの楽しい言葉で書かれています。 上記の引用は、 料理番組に対する著者の意見。 最近は大げさに身振りを入れて、 大声で美味しいうまいと言うことで、 美味しさを表現しようとしているところをよく見ますが、 あまりやられすぎると美味しそうに思うよりも先に、 うるさくて嫌になることがあります。 私が言うのも何ですけれども、 引用の美味しいとしか言わないレポーターの方については、 味を表現する事で仕事をするのならば、 美味しいの一言以外に何か言って欲しいとは思います。 けれどテレビの放映時間の枠との兼ね合いもあるのだろうなと、 そう思うと食べ物の感想を簡単に言うには、 美味しいの一言にならざるを得ないのかも知れません。 ーーーーー
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