ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート

ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート

638円 (税込)

3pt

4.2

「僕、女の子を殺したんだ」――始まりは、思いがけない人物からのそんな電話。どこか満たされない日々を送る高校生の明海は、孤高の歌姫に魅せられた同級生の少年・神野の信じがたいような昔話をいともあっさりと受け入れてしまう。なぜなら明海も小学生の頃、神野と同じく一人の少女を殺めたことがあるからだった――。よみがえるひと夏の記憶、殺されるためだけに存在する「イケニエビト」の少女、人の記憶を食らう「タマシイビト」からの逃避行。三人の少年少女によるビター・スウィート・ストーリー。

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ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    ギターを抱えた少女の表紙とスタイリッシュなタイトルに惹かれて購入したんですが、面白かったです。
    基本女子高生の一人称で話が進むんですが、これが凄くリアル。
    外面はいいけどその実世間を斜に見る冷めた女の子の心情が「あるある!」「いるいる!」「むしろこれ私!」という絶妙な比喩で表現され小気味よい。
    男子

    0
    2017年08月24日

    Posted by ブクログ

    某やる夫スレで紹介されててずっと読みたかった本。長い間放置してたがようやく読んだ。前半がゾクリとして素晴らしかった。かなり強引な話で、ラストもあっけないが読ませる本だった。電車の中でJ・A・シーザーを聞きながら読み始めたら止まらなくなった。最寄駅についても終わらなかったが、本を閉じるのが惜しくて、駅

    0
    2012年08月06日

    Posted by ブクログ

    -何度でも殺したらいい、何度でも蘇るから-
    「タマシイビト」に周囲の記憶毎その存在を喰われ、別人として生まれ変わる「イケニエビト」実祈。
    彼女を覚えているためには、彼女を自ら殺さなければならない。
    彼女との思い出を守ろうとする少年少女を描いた切なくほろ苦くてでもどこか少し甘いラブストーリー。

    第4

    0
    2010年05月31日

    Posted by ブクログ

    学校の怪談と都市伝説と世にも不思議な物語と初恋と生け贄と、どうにも一言で言い表しにくい不思議な物語。キーワードはイケニエビト。踏まれても喰われても何度でも生き返り強かに生きていこうとする者の物語。表紙イラストがギターを持った女の子なので、軽音部の青春的な話かと思ったら全然違かった。ひどく辛く悲しい生

    0
    2014年01月06日

    Posted by ブクログ

    冒頭の「焼いてフルーツってずるい味がする」というフレーズから切れ味がある、甘くて苦い青春小説。
    桂さんがかわいいと思う。

    0
    2009年10月04日

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