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Posted by ブクログ 2011年04月11日
明治時代から第二次世界大戦まで、東洋美術商として世界的に有名であった山中商会。メトロポリタン美術館、ボストン美術館、フリーア美術館、大英博物館など、大規模な東アジア美術コレクションを持っている美術館へは、相当数の作品を供給していたという。二〇世紀初頭にあっという間にビジネスを拡大した山中商会は、ニュ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月07日
再読になる。
依然読んだときに比すれば、ぐぃっと気持ちが入り込み、速読しつつも、流れを含め政治的な社会情勢・空気が感じられた。
このところ、観るようになったネトフリ。
仕方なく契約したのだが、これまで見ることがなかったベネルクス3国、東欧諸国(特にポーーランド)を中心に観ている。
育されてきた世界情...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月15日
日本を含む東アジアの美術品の価値をヨーロッパとアメリカに広く伝え、当時の(とくにアメリカにおける)美術文化交流の要でありながら、第二次世界大戦を契機として解体させられ、消滅してしまった山中商会の興亡史。当時の社員達の気概や商魂を知る為にも興味深い一冊。
ただし、著者が断っている通り、ヤマナカの「アメ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月02日
明治から第二次世界大戦までの50年間ニューヨークに店舗を構えた山中商会は戦前のアメリカでは最も有名な日本企業だった。当時の東アジア美術商としては世界最大規模でニューヨーク以外にもボストン、ロンドン、シカゴに支店を開きロンドンではイギリス国王ジョージ5世とメアリー王妃から二つの王室御用達を認定され、1...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月27日
歴史に埋もれ、今や知る者も少なくなった美術商「山中商会」の実像を発掘してみせた執念(読んでみるとわかるけれど、これは正しく「執念」というしかない)にまずは敬服。膨大な資料を丹念に読み込み、山中商会の軌跡を再構築する作業。その果実としての本書は、それだけで一読の価値がある。ひとつだけ難を言えば、調べ上...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月19日
アート好きなら読んでみたいドキュメンタリー。
明治から第二次大戦前まで、名の知られた美術商・山中定次郎と山中一族が経営する山中商会。その足跡を丹念にたどる。
導入部の琳派屏風の左右をめぐる記述で、美的感覚にやや違和感を覚えたが(空白のある構図のほうが美しいと思うので)…読み進めると、すばらしい労作...続きを読む
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