ハウス・オブ・ヤマナカ―東洋の至宝を欧米に売った美術商―

ハウス・オブ・ヤマナカ―東洋の至宝を欧米に売った美術商―

1,760円 (税込)

8pt

19世紀からアメリカに進出し、日本美術品を大量に販売した骨董商・山中商会。20世紀初には清朝崩壊で大量放出された中国美術の大オークションをニューヨークやロンドンで開くが、日米開戦で莫大な資産を失い、所蔵コレクションは全て売り払われる。歴史の荒波に揉まれて消えた、世界的美術商の知られざる六十年。

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ハウス・オブ・ヤマナカ―東洋の至宝を欧米に売った美術商― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年04月11日

    明治時代から第二次世界大戦まで、東洋美術商として世界的に有名であった山中商会。メトロポリタン美術館、ボストン美術館、フリーア美術館、大英博物館など、大規模な東アジア美術コレクションを持っている美術館へは、相当数の作品を供給していたという。二〇世紀初頭にあっという間にビジネスを拡大した山中商会は、ニュ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月07日

    再読になる。
    依然読んだときに比すれば、ぐぃっと気持ちが入り込み、速読しつつも、流れを含め政治的な社会情勢・空気が感じられた。
    このところ、観るようになったネトフリ。
    仕方なく契約したのだが、これまで見ることがなかったベネルクス3国、東欧諸国(特にポーーランド)を中心に観ている。
    育されてきた世界情...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月15日

    日本を含む東アジアの美術品の価値をヨーロッパとアメリカに広く伝え、当時の(とくにアメリカにおける)美術文化交流の要でありながら、第二次世界大戦を契機として解体させられ、消滅してしまった山中商会の興亡史。当時の社員達の気概や商魂を知る為にも興味深い一冊。
    ただし、著者が断っている通り、ヤマナカの「アメ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月11日

    日本と東洋の美術品を欧米に販売し、第二次大戦で解体された美術商の歴史を、米国公文書館にあった87箱もの資料ほかから読み解いた労作。索引が無いのが惜しい。

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    Posted by ブクログ 2011年11月14日

    明治から第二次世界大戦まで、日本の美術品の価値を知り欧米の富豪たちに仲介した美術商のお話。決して歴史の表には出て来ないけれども、大きな役割を果たした人たちがいる。労作ではあるが本書は足跡を辿るだけで終わっている。

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    Posted by ブクログ 2014年06月02日

    明治から第二次世界大戦までの50年間ニューヨークに店舗を構えた山中商会は戦前のアメリカでは最も有名な日本企業だった。当時の東アジア美術商としては世界最大規模でニューヨーク以外にもボストン、ロンドン、シカゴに支店を開きロンドンではイギリス国王ジョージ5世とメアリー王妃から二つの王室御用達を認定され、1...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月30日

    戦前アメリカにあった山中商店のお話。史料を丹念に調べ上げてあるのがすごいと思った。一般書であるが、史料の典拠が示してあり、その点が個人的には好印象。
    ただ、史料量が少し多すぎて、やや読みにくい気がする。
    今までにない側面からの視点を気づかせてくれたのがもっとも参考になった。

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    Posted by ブクログ 2012年01月25日

    芸術には興味はないのだが、有名な美術商の話だということで読んでみた。独自の視点というモノが理解でき楽しく読めました。

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    Posted by ブクログ 2011年07月27日

    歴史に埋もれ、今や知る者も少なくなった美術商「山中商会」の実像を発掘してみせた執念(読んでみるとわかるけれど、これは正しく「執念」というしかない)にまずは敬服。膨大な資料を丹念に読み込み、山中商会の軌跡を再構築する作業。その果実としての本書は、それだけで一読の価値がある。ひとつだけ難を言えば、調べ上...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年09月19日

    アート好きなら読んでみたいドキュメンタリー。
    明治から第二次大戦前まで、名の知られた美術商・山中定次郎と山中一族が経営する山中商会。その足跡を丹念にたどる。

    導入部の琳派屏風の左右をめぐる記述で、美的感覚にやや違和感を覚えたが(空白のある構図のほうが美しいと思うので)…読み進めると、すばらしい労作...続きを読む

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