不快な夕闇

不快な夕闇

オランダの酪農家一家に育った10歳のヤスは、クリスマスの晩餐用に殺されるかもしれない自分のウサギの代わりに兄が死にますようにと神に祈る。その祈りが現実となった時、不穏な空想の闇がヤスを襲う。史上最年少でのブッカー国際賞受賞作。解説/鴻巣友季子

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不快な夕闇 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    10歳の時スケートに出かけた大好きな兄が氷の割れ目に落ちて死んだ。その喪失感がヤスの心に暗い陰を落とし壊れていく家族とともに闇の中で喘いでいるような日々となる。聖書の言葉が恐ろしい枷となり、父母の修復のための生贄や目覚め始めた性への興味、禍禍しい兄の性的虐待や牛の口蹄疫などいろんな問題がごった煮にな

    0
    2023年06月18日

    Posted by ブクログ

    難しい小説でした。
    幼い主人公が長兄を事故で亡くす直前、罰当たりな祈りをして現実になった事で、聖書を規範に接していた世界と少しづつ離れていく様、それが主人公一人だけでなく家族全員静かに徐々に、それぞれの世界との離れ方をするのが興味深かったです。
    父親のあくまで聖書が基礎である事を変えない姿勢や、次兄

    0
    2023年08月01日

不快な夕闇 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    早川書房
  • ページ数
    352ページ
  • 電子版発売日
    2023年02月21日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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