ドラコニア綺譚集

ドラコニア綺譚集

660円 (税込)

3pt

「ドラコニア」とは龍の王国、すなわち「澁澤龍彦ランド」のことだ。著者はこの知の領土において、極楽鳥や仮面、童子といったテーマをとりあげ、筆のおもむくまま興趣つきないエピソードをつむぎ出す。一篇ごとに趣向を変え、きらびやかなペダントリーをふりまきながら、精神の運動を展開する円熟のエッセイ集。

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ドラコニア綺譚集 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    澁澤の筆がエッセイから小説へと向かっていく過渡期の作品集。だが、このエッセイとも創作とも言い切れないバランスは、のちの『ねむり姫』や『うつろ舟』ともまた違い、これはこれで一つの完成形と言える。『思考の紋章学』と対のような感じ。

    「鏡と影について」は、南宋の仙人がドイツロマン派的なドッペルゲンガー譚

    0
    2020年05月09日

    Posted by ブクログ

    たとえば「ラテン詩人と蜜蜂について」。カヴァーには「きらびやかなペダントリー」とあるけれど、それでもこれは衒学ではない。せめて読んだ内容を憶えていられれば、私も少しは知的になれるのだろうけれど……嗚呼。

    0
    2011年07月19日

    Posted by ブクログ

    580
    「ドラコニア」とは龍の王国、すなわち「澁澤龍彦ランド」のことである。この知の領土において、著者は極楽鳥や仮面、童子といった偏愛するテーマをとりあげながら、筆のおもむくまま、自在のスタイルで、興趣つきないエピソードをつむぎ出す。一編ごとにエッセイ風、幻想譚風とおもむきを変え、きらびやかなペダン

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    部屋にいながら小旅行。時空の壁もおかまいなし。「飛ぶ頭〜」の夜の珍客にかわいい!とはしゃいでみたり、「箱の中〜」にせつなくなったり・・・好きだ、ドラコニア。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    お家芸の軽妙なエッセイと晩年の創作の過渡期とおぼしき一冊。スタイルはまさに中間的で、エッセイ風もあればお伽噺風もある。肩の力を抜いてふわふわしたいときに。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    さすが円熟期のエッセイ集、です。該博な知識に魅了されていると、小説のような不思議で幻想的なエピソードが織り込まれて、虚実皮膜、綺譚と称すに相応しい澁澤の世界が──まさしく「ドラコニア」なる幻想世界が現れてきます。ここから『高丘親王航海記』等の晩年の小説へと、ドラコニアの世界は広がっていくのです。その

    0
    2022年06月15日

    Posted by ブクログ

    自分の知識不足のためわからない箇所も多少あったが、作者が非常に楽しそうに書いているのがわかる良エッセイ。

    0
    2013年08月21日

    Posted by ブクログ

    美術史かぶれだった大学生のころの愛読書を、再び読み返しました。妖しくも魅力ある澁澤ワールド。大人になってからまた読むと、若い頃と異なった感覚を楽しめますね。

    0
    2012年11月29日

    Posted by ブクログ

    最近、吸血鬼関連の本を読んでいて、
    ドラキュラ……ドラクル……ドラコニアという具合に、
    この本を思い出したのでレビュー。
    ドラコニアとはドラゴンの国、
    すなわち(ポオ風に言えば)「澁澤龍彦の地所」。
    古今東西の不思議なオブジェ、アイコンについて、
    自由気儘に連想の翼を広げて書かれた随筆集。

    0
    2012年04月20日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    「ドラコニア」とは龍の王国、すなわち「渋沢龍彦ランド」のことである。
    この知の領土において、著者は極楽鳥や仮面、童子といった偏愛するテーマをとりあげながら、筆のおもむくまま、自在のスタイルで、興趣つきないエピソードをつむぎ出す。
    一編ごとにエッセイ風、幻想譚風とおもむきを変え、きらびや

    0
    2010年07月19日

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