それでも女をやっていく
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それでも女をやっていく

1,540円 (税込)
770円 (税込) 5月29日まで

3pt

「肥大化した自意識、『女であること』をめぐる様々な葛藤との向き合い方。
自分の罪を認めて許していくこと。
その試行錯誤の過程がこれでもかというほど切実に描かれていて、
読み進めるのが苦しくなる瞬間さえある。
それでもここで描かれているりささんの戦いの記録に、私自身も戦う勇気をもらうのだ」

――「エルピス」「大豆田とわ子と三人の元夫」プロデューサー
佐野亜裕美さん推薦!

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女らしさへの抵抗、外見コンプレックス、恋愛のこじらせ、BLに逃避した日々、セクハラ・パワハラに耐えた経験、フェミニズムとの出会い――。
実体験をもとに、女を取り巻くラベルを見つめ直す渾身のエッセイ!


【目次】
Chapter1 「女」がわからない
「ほとんど男子校」だった大学で/わたしが女子校を礼賛したくない理由/ブラックアウト・ウィズ鏡月/『桜蘭高校ホスト部』に入りたかった/将来のためではありません/代わりの女/わたしが腐女子だった頃

Chapter2 あなたをうまく愛せない
『神風怪盗ジャンヌ』の致命傷/永遠にマクドナルドにいたかった/『マリア様がみてる』の呪い/牢獄の中をぐるぐると歩く/手前の女/いつかわたしを見限るあなたへ

Chapter3 まだフェミニストって言いきれない
切り裂かれた女たちのアーカイヴ/棒の重さを考える/未来の彼女はメイクしているだろうか?/王子様にはなれずに生きる/あなたはフェミニストですか?


【著者プロフィール】
ひらりさ
文筆家。1989年東京生まれ。
オタク女子ユニット「劇団雌猫」のメンバーとして活動を開始後、オタク文化、BL、美意識、消費などに関するエッセイやインタビュー、レビューを執筆する。
単著に、『沼で溺れてみたけれど』(講談社)。
劇団雌猫としての編著書に、『浪費図鑑 ―悪友たちのないしょ話―』(小学館)、『だから私はメイクする』(柏書房)など。
Twitter @sarirahira

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それでも女をやっていく のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    自分でも忘れてたようなざらざらした記憶。池のヘドロの底から何かをズルズルと引き揚げられた感じ。ヒリヒリし過ぎて、アルコールにまつわるところなんか読みながらリアルに「痛たたた」言うてた。

    0
    2023年03月14日

    Posted by ブクログ

    筆者の東大卒という輝かしい経歴を見て、「言うてそんなに苦労してないでしょ?」と侮っていた自分を今は恥じたい。ページをめくればめくるほど、複雑な家庭環境に苦しんだ過去や、自己肯定感の低さ、異性・同性問わず対人関係を上手くドライブできない等の、ひらりさ氏が抱えた「生きづらさ」が剝き出しになって襲い掛かっ

    0
    2024年01月31日

    Posted by ブクログ

    あまりにもヒリヒリする内容に、一度本を閉じて心を整える時間が必要だった…。ひらりささんの語る過去の出来事や感じたことの中に、自分の思い出したくない「何か」を見出してしまいそうで。このモヤモヤを追い出すためには、ひらりささんのように自分のことを見つめ直す必要がありそう。こんなにうまく言葉にできそうには

    0
    2023年04月19日

    Posted by ブクログ

    自分がフェミだと自覚したことないし、フェミの文脈で物事を見たことすらなかったけど、読んでいて『あ〜〜〜〜………』となる箇所がいくつもあった。それはつまり、自分も多かれ少なかれ似たような経験をしたことがあって、その時は嫌な気持ちになるんだけど、それを咀嚼して考える努力を避けていたからなんだと思った。例

    0
    2023年04月14日

    Posted by ブクログ

    ・非常に書くのがしんどそうな内容だった。お疲れ様でした、としか言い様が無い。
    ・ある程度生きてきて、子供の頃とは社会が変わって来ている、と感じている。それを考える手掛かり、この世界で自分はどう生きていったら良いのか(生きるべきなのか?)を考える手掛かりとして、この本を手に取ったのは間違いない。
    ・ひ

    0
    2023年04月06日

    Posted by ブクログ

    web連載が好きだったので。
    ひらりささんの自己分析の深さ、「女」というものに対する曲がりくねった感情、肥大する自意識、共感できるところもできないところも胸が苦しくて頁を捲る手が何度も止まった。
    でも、自分だけは自分と別れず、生きていかなきゃならないんだよね。

    特に神風怪盗ジャンヌと闇の末裔の回が

    0
    2023年02月06日

    Posted by ブクログ

    最後のおわりに、の冒頭の一文は、自身の甘えや愚かさにも通じることで、一番ぐっときたな。わたしも対峙していかなきゃだ。

    0
    2024年02月13日

    Posted by ブクログ

    女らしさへの抵抗、外見コンプレックス、恋愛のこじらせ、BLに逃避した日々、セクハラ・パワハラに耐えた経験、フェミニズムとの出会い――。実体験をもとに女を取り巻くラベルを見つめ直す渾身のエッセイ!
    ひらりささんっていったら、劇団雌猫の方で認識していて、面白い企画されるなあと興味はあった。経歴とか全然知

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    2023年11月06日

    Posted by ブクログ

    自分のめんどくさい思考と、とことん付き合わずにはいられない筆者の苦しみや、それらを言語化することに対する陶酔にも似た感覚がビシビシ伝わってくる一冊。
    もちろん、たとえば「親友」に彼氏ができたときのモヤモヤした感じとか、日常にうっかり入りこんでくるルッキズム的価値観とか、共感できることもあるのだけれど

    0
    2023年07月07日

    Posted by ブクログ

    女としての振る舞いを押し付けられたり、女であるから制限されることがフェミニズムというのかな。フェミニズムという言葉はよく聞くが実際はよくわからない。でも、この本を読んでそう思った。女性であることなどではなく私であるために生きること。
    全体的に漫画の話が出てくるが、なかよしなど懐かしく思った。
     

    0
    2023年06月07日

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