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ヴィクトリア朝ロンドンで暮らすメアリ・ジキルら、特異な能力をもつ“モンスター娘”こと〈アテナ・クラブ〉の令嬢たちに、ヴァン・ヘルシング教授の娘ルシンダから救助を求める手紙が届く。彼女たちは一路ウィーンへ! 大陸で繰り広げられる華麗な大冒険
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Posted by ブクログ
<アテナ・クラブの驚くべき冒険>シリーズの第二作。本書はその前半部分。メアリ嬢はジキル博士の娘。さらにハイド氏、ドクター・モロー、フランケンシュタイン(科学者の方)、ラパチーニ教授の「娘」たちが集結した<アテナ・クラブ>。加えて名探偵ホームズとワトソンも。謎の組織<錬金術師協会>の陰謀に立ち向かう...続きを読む。 アテナ・クラブの面々はヴァン・ヘルシング教授の娘ルシンダを助けるべくウィーンへ。そこで彼女たちを助けるのがアイリーン・アドラーで、現在はアイリーン・ノートン夫人(未亡人です)となっている。 ちょっと展開が間延びした感があるが、相変わらず面白 い。評価は「ウイーン篇」に関してです。「ブダペスト篇」が楽しみ。
ジキル博士の娘メアリが父親の死をきっかけに出会ったハイドの娘ダイアナ。更には毒を持つラパチーニの娘、豹を母に持つモロー博士の娘、フランケンシュタインの娘。モンスターな娘たちが集まってシャーロックホームズの助けを借りながらの大冒険という話だ。今回は錬金術師協会と父ヴァンヘルシング教授に囚われてウイーン...続きを読むの精神病院に収容されているルシンダ・ヴァン・ヘルシングの救出に乗り出す。ホームズの出番はなく代わりにホームズに助力を頼まれたアイリーン・アドラーが登場。 ヴァン・ヘルシングが出てくるからには吸血鬼が出てくるし、モロー博士が作った人間と動物のハーフも出てくる。これだけ好きにやったら面白くないはずがない。 しかし!作者のシオドラ・ゴスは間延びした書き方をする。話は豹娘のキャサリン・モローが書いた物語を皆でまわし読みしながら、合間あいまに口々に感想や皮肉や反論を言うのだ。これがいちいちテンポを乱す。いちいち声に出してオーバーアクションで感情を表したり、つまらぬジョークを飛ばして笑い声の間まで取るアメリカのコメディドラマに似ている。まるで原稿用紙のマス目を埋めるために余計なエピソードを入れた作文のようだ。作家で言うとダイアナ・ウィン・ジョーンズがこういう書き方をするので読みづらいのだが、まあ好きな人もいるのだろう。ここは個人の好みだ。 そしてこの本は1である。全2巻の前半部分にあたる。ルシンダ救出に成功したものの‥次の危機が迫っている!というところで話は終わる。いろんな特殊能力を持った娘たちが現れるあたりサイボーグ009みたいな。敵も謎のモンスターたちでそこでアクションよろしく戦うのだからトントン進んでほしいものだ。勢いで読めないのでちょっと休んでから続きを読みます!
あちらこちらに浮気しまくっていたために、ようやく完読。 今回はアテナ・クラブそれぞれのメンバーがヘルシング教授の娘からの助けに応じて、イギリスから欧州大陸へ。 相変わらずの文中のノリ突込みは楽しいですし、彼女たちの活躍にはあらためて目を見張ります。 さて、このまま『ブタペスト篇』へ入りま...続きを読むしたが、一気読みしてしまかも(^▽^;)
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