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かつて戸根市に存在した暴力団・北浦組と大門組は、事あるごとにいがみ合っていた。そんなある日、北浦組の組長が殺害される。鑑識の結果、殺害後の現場で犯人が電話を使った痕跡が見つかった。犯人はなぜすぐに立ち去らなかったのか、どこに電話を掛けたのか? 正統派犯人当て「ダイヤル7」。船上で起きた殺人事件。犯人はなぜ死体の身体中にトランプの札を仕込んだのか? トランプの名品〈ピーコック〉をめぐる謎を描く「芍薬に孔雀」など7編。貴方は必ず騙される! 奇術師としても名高い著者が贈る、ミステリの楽しみに満ちた傑作短編集。/【目次】ダイヤル7/芍薬に孔雀/飛んでくる声/可愛い動機/金津の切符/広重好み/青泉さん/解説=櫻田智也
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年06月26日
7編を収録した傑作短編集。
癖が強かったり、ド派手な展開こそないものの、泡坂ミステリらしい、いぶし銀なロジックを堪能出来ます。
短編集ってどれか一つや二つはあまり印象に残らない話とかあったりするけど、これは全ての話がハッキリと脳裏にこびり付いている、それだけ各話のクオリティが高いってことの裏付けに...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月04日
最初の1編である「ダイヤル7をまわす時」は
問題編と解決編に分かれていて誰が犯人なのか考えながら読むことが出来るのが面白かった。
絶対に当てたい!と思い、メモを取りながら読み進めたはいいものの、伏線の様な部分がふんだんに散りばめられているので、どこが事件に関係があるのか、どれが重要な部分かを取捨選...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月23日
ずっとチャレンジしてみたくて、どこから手を出せばいいのかわからなかった泡坂妻夫。
ちょうど東京創元さんから復刊があったので、短編集のこちらを。
やっぱりとても面白いんだなぁ。
なんとなく犯人はわかるが、真相までは当たらない。
ダイヤル7も、あの人なんだろうな…とは思うが、そうすると今このシチュエ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月27日
東京創元社から二〇二三年に復刊された泡坂妻夫さん短編集で、解説が櫻田智也さん。収録作品は、一九七九〜一九八五年に発表されたものとのこと。アワツマ&櫻田ファンにとっては嬉しいコラボ。
本の紹介は櫻田さんによる解説以上に語ることはない!ので感想メモのみ。
【本編の感想】
・ダイヤル7、芍薬に孔雀→...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月12日
初版は1985年に刊行された、故泡坂妻夫氏の短編集である。生誕90年記念出版の第1弾として、創元推理文庫から刊行され、第2弾、第3弾も予定されている。
表題作か「ダイヤル7」。暴力団の組長が自宅で殺害された。犯人はなぜすぐに現場を離れなかったのか? 若い読者にはピンとこない理由かもしれないが、...続きを読む
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