作家の証言 四畳半襖の下張裁判 完全版

作家の証言 四畳半襖の下張裁判 完全版

3,960円 (税込)

19pt

5.0

「ワイセツとはなにか」
猥褻文書摘発事件に一流作家が集結
圧巻の証言集を開廷50年目にして復刊

〇被告人 野坂昭如
〇特別弁護人 丸谷才一
〇証人 五木寛之、井上ひさし、吉行淳之介、開高健、中村光夫、金井美恵子、石川淳、田村隆一、有吉佐和子

発禁となった短篇「四畳半襖の下張」、栗原裕一郎による書き下ろし解説を収録した完全版


丸谷才一
「後世、四畳半襖の下張裁判とは何であつたかを概括する史家は、まづ何よりも、それが日本最初の、日本文学に関する文芸裁判であつたことを言はなければなるまい」

野坂昭如
「人間の精神的営みは、どのような存在からも自由であること、その当然の帰結として、『四畳半襖の下張』という小説が、どのような意味、見地からも猥褻文書に該当しないことを、主張しつづけます。一小説家として、また一人の人間として」

井上ひさし
「これはもうほんとうに、わかんないなら実はおれが書いたと言いたいくらすばらしい作品ですね」

石川淳
「『古事記』以来、やはりこれは神事にはそういう男女のことが関係するというならわしの(中略)その「おまつり」の儀式です、『四畳半……』に書いてあることは」

有吉佐和子
「小説書きというのは、私もそうですけれども、好奇心は人一倍強いわけで、野坂さんは牢屋に入るということは欣喜雀躍として入るんじゃないかと。私はそれをたいへん心配しております」

...続きを読む

作家の証言 四畳半襖の下張裁判 完全版 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    作家の証言
    四畳半襖の下張裁判
    ~完全版

    編者:丸谷才一
    発行:2023年1月25日
    中央公論新社
    「作家の証言 四畳半襖の下張裁判」(1979年10月、朝日新聞社刊)に短編「四畳半襖の下張」(全文読める)を収録して完全版としたもの

    読んでいてひっくり返るくらい面白かった!永井荷風が書いたとされ

    0
    2023年04月05日

作家の証言 四畳半襖の下張裁判 完全版 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 雑学・エンタメ

雑学・エンタメ ランキング

丸谷才一 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す