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冬休みに楽しく山小屋で過ごしていたリリアーネとイザヤは、雪崩に遭遇し、傷ついた鹿とその子どもを救い出すことになった。しかし、頼りにしていたイザヤが急病で倒れ、リリアーネはひとり雪山の動物たちの助けを借りて、ある驚くべき奇跡を起こす。
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Posted by ブクログ
この本で心に残ったのは、アルプスマーモットのハナヒゲ博士がいろんなことを知っていて、リリを助けてくれたことだ。この本では、イザヤが熱を出してしまったり、子鹿のバクリの母親が、なだれで足を大ケガしてしまったりと大変なことが続く。それをハナヒゲ博士が頭を使っていろいろな知恵を出してくれる。そこがすごいと...続きを読む思った。あと、リリは薬草にも特別な力を与えられるというのには、とてもびっくりした。最後には、イザヤやレエナも元気になって安心した。ハナヒゲ博士が字を読めるようになったのにはびっくりしたが、みんな最後にダンスをおどって笑顔になっていたのでよかった。
かっこいいイザヤが、大熱を出してしまい、びっくりしました。でも、リリアーネの、新たな才能見られてよかったです。
“『この少年は、きみより賢いだろう?』とつぜん、ハナヒゲ博士は言いました。 「ええ、そうよ」リリはみとめました。「イザヤはとても頭がいいの。わたしの大親友なのよ」 『なるほどね……』ハナヒゲ博士はイザヤを食い入るように見つめました。 『それなら少年のことによく気をつけておくんだな』 「どうして?」 ...続きを読む『じきに病気になりそうだよ』 リリは驚いてイザヤを見つめました。確かに、イザヤのほおは赤く、目もとろんとしています。「だいじょうぶ?具合悪いの?」リリは心配そうにたずねました。”[P.148] 8巻目。 植物に語りかけるように、薬草の力を引き出す事も出来ることに気づくリリ。 挿絵がいつもと違う、と思ったらどうやら漫画版の人も描いていたみたい。 自然療法士、という言葉を見かけたのは初めてかも。 “ヴィルヘルミーネはうなずきました。「いいことをたくさんもたらせる、すばらしい能力ですね」おばあさんはそう言うと、意味ありげにリリを見つめました。「今しがた、あなたが薬草と特別な関係があるかとたずねましたね」 「はい……でも、どうしてですか?」 「薬草は植物ですよ」 そのとき、リリはヴィルヘルミーネがなにかを知らせようとしていることに気がつきました。「わたし……」リリは驚いて言葉をつまらせました。ヴィルヘルミーネの言う通りです!薬草は植物です!そんなことを、リリは今まで考えたことがありませんでした。”[P.212]
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