NPOカタリバがみんなと作った 不登校―親子のための教科書

NPOカタリバがみんなと作った 不登校―親子のための教科書

1,386円 (税込)

6pt

4.0

「不登校」は今や、特別な事情を抱えた子の特別な話ではなく、ほとんどの親にとって、我が子がいつなってもおかしくない"身近な話"です。

文科省の定義で「不登校」とされる小・中学生は約24万5000人(令和3年度)と過去最多です。これに「病気」「経済的理由」などで、年間30日以上学校に行ってない長期欠席者も含めると、その数は約41万人にも! 親世代が10代だった1991年に比べると、割合にして約5倍以上に増え、さらに「保健室登校」など学校には来ているが授業を受けていない「隠れ不登校」の子も含めると、中学生の10人に1人が不登校という説もあります。

一方で、不登校の子どもたちをサポートする「不登校特例校」や「教育支援センター」は、自治体の「努力義務」でしかなく不登校の児童生徒数に対して公的支援が足りていません。

また、行政の縦割りや、自治体ごとの対応などの弊害で、いざ、子どもが不登校になったら、どこにどのように助けを求めたらよいのかの情報を保護者が自力で探すのも大変です。

2001年に10代の居場所を作るために活動を始めたNPOカタリバは、2015年から島根県雲南市の「おんせんキャンパス」の立ち上げ、運営をを通して、学校生活や登校に困難を抱えている小中高生を対象に、家庭訪問や居場所の提供、学習支援などのサポートを行い、さらに、2021年からは、オンラインで、不登校児への一人ひとりに合わせた学びの形を提案する不登校支援プログラム「room-K」が、メタバース登校として話題になっています。

本書は、NPOカタリバが支援してきた不登校の先輩親子や、心や教育の専門家、現場の支援スタッフ達の知恵と経験を結集し、不登校の子に寄り添う周囲の大人のための伴走ガイドブックです。「子供が学校に行きたくないといったら、まずやるべきことは? 」「学校とはどう話し合えばいいのか」「相談機関に相談する時のコツは」「不登校の子のきょうだいも学校に行きたくないと言い出したら?」など、非常にリアルで具体的な悩みへのヒントが詰まっています。

子どもの不登校や不登校傾向に悩む親御さんはもちろん、不登校生徒を抱える先生方や教育行政に関わる方が読んでも役にたつ、まさに「教科書」と言える一冊になっています。

■「不登校に悩む親子のためのお役立ちアドレス一覧」付き■ ■NPOカタリバ作成「学びのサポートシート」付き■

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NPOカタリバがみんなと作った 不登校―親子のための教科書 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    子どもの生き方について、視野をググって広げてくれた一冊。
    まずは同調圧力に負けず、子供をよく見ること。その上で必要な情報を得て、いろんな選択肢があることがわかった。
    最終章の、著者が子供にプリントをやらせるために声を荒げてしまったというエピソードは、まさに私と同じで胸が痛くなった。

    0
    2023年07月05日

    Posted by ブクログ

    学校以外の学びの場や、居場所、進学の情報などが豊富に紹介されていて、とても参考になりました。

    本の構成が、すっきりとしていて、やわらかく、読みやすい作りになっているので、元気が出ないときや、忙しくてなかなか時間が取れないときでも、必要なところをさっと読めそうで、その点にも好感を持ちました。

    0
    2023年04月19日

    Posted by ブクログ

    大切なのは
    親が抱え込みすぎないこと。
    いろんな相談先をもっておくこと。

    学校に行くか行かないかではなく、
    何が「最上位目標」なのか
    忘れずにいたい。

    0
    2023年07月27日

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