絶筆 梨元です、恐縮です。

梨元勝

何度ことわられても、臆せずに取材対象に突撃した梨本さんが、自らの芸能レポーター人生をふり返る自伝。本書執筆直後にガン死した。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: ノンフィクション / 人物評伝
• 出版社: 展望社
• ページ数: 239ページ
• 電子版発売日: 2011年07月29日
• コンテンツ形式: XMDF
• サイズ(目安): 3MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

芸能レポーター梨元勝の自伝。
もともと芸能ニュースなんてほとんど見ないし、梨本さんがどういうスクープを飛ばしたのかはさっぱり知らないが、ひとの生涯、しかも自分とはまったく違う人生を垣間見ることはけっこう面白い。やっぱりスポーツ新聞や週刊誌っていうのは、嘘でもなんでもスキャンダラスに書けばいい業界なんだなと唖然としたところもあるが、現代はまた違うのだろうか。それにしても取り上げられる人にとってはイメージダウンにしかならないし、ほんと大変だろうな。取材する側にはまったく悪意がないんだろうし。
これを読んだからといって、話のネタ以外に役に立つものではないかもしれないが、さくさく読めるし、電車の友には程よい感じ。