東京大田区・弁当屋のすごい経営

東京大田区・弁当屋のすごい経営

990円 (税込)

4pt

4.0

日替わり弁当のみで年商70億円 ビジネスモデルがスタンフォード大学MBAの教材に!


■中小企業の課題をことごとく解決
・日本の企業のうち97%を中小企業が占めている。昨今、中小企業の黒字廃業が問題となっているが、その大きな理由は後継者不足。
そんな中、中小企業の課題ともいえる「スムーズな事業継承」をし、先代から引き継いだ弁当屋の年商を20年で7.5倍に拡大させたのが、「玉子屋」の二代目社長だ。
日替わり弁当1本で年商70億円、パーティや冠婚葬祭などの仕出しを請け負う工場も設立し、年商90億と業界最大手に育て上げた。
東京の15区と、神奈川のごく一部に配達する1日の食数は最大7万食。朝電話注文を受けて、昼までにどうやって7万食を配達するのか。なぜ日替わり弁当1本でそこまで事業を大きくできたのか。原価率53%、廃棄率0.1%という驚異の数字を維持できるのはなぜか。そこには中小企業ならではの、フレキシブルな面白経営哲学がある。

・1日最大7万食を午前中に配達する、「言われてみればなるほど」の配達方法
・社是は「事業に失敗するこつ12箇条」
・営業マンは存在せず、配達のドライバーが弁当容器回収時に味や好みなどマーケティングリサーチをし、営業も行う。
・暴走族や地元の札付きの子らを積極的に採用
・一つの班を一つの子会社とみなし大幅権限委譲(下克上も日常茶飯事)
・初めての客とはすぐに契約しない
・全国展開、フランチャイズ化お断り
・世界経済フォーラム(通称ダボス会議)のフォーラム・メンバーズに選出

こうした破天荒な経営哲学により、米名門スタンフォード大学からも視察が訪れ、MBAの教材となっている。
日本から中小企業が消えていく中、「華麗なる中小企業」を看板として成長している玉子屋さんの経営スタイルは、全国の中小企業事業者に ヒントと勇気を与えるはずだ。

元気のいい中小企業の経営戦略のお手本として読み続けられた話題書の新書化!

新書化にあたって、コロナ禍による打撃など2018年以降の事情については新規にあとがきを加筆しました。

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東京大田区・弁当屋のすごい経営 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

     東京の蒲田に住んでいたときに、玉子屋のトラックはよく見かけた。弁当屋さんと知っていたが、この本を読んで、すごい弁当屋さんであることを認識した。とりわけ、菅原勇継会長の新しいことを切り開く開拓力と長期的な視点で後継者を育てるということに凄みを感じた。子供の頃に野球をやらせて、チームプレーを学ばせる。

    0
    2023年11月23日

    Posted by ブクログ

    いつも、電車の窓から、嫌でも目に着く建物と、営業車が目に入ってきます。私もいっとき、お世話になりました。美味しかったです。三方よし!の地域密着の会社を、詳しく紹介されています。会社が順調に成長して行く2018年12月迄のことが、本になっていましたが、そのあとが、最後の新書化によせてに書かれています。

    0
    2023年03月16日

    Posted by ブクログ

    たまに見る玉子屋の車と弁当のビジネスで数十億を売り上げる仕組みが気になって手に取った本。

    メインの語り手は2代目社長。
    ただ、創業社長の一貫したポリシーや考えも豊富に入っていて非常に内容は濃いと思います。

    人を大事にする、顧客第一に考えるなど『人』が基軸となって、事業全体の意思決定や仕組みが構築

    0
    2023年07月17日

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