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Posted by ブクログ 2017年09月18日
通勤で読み始めました。題名は教科書で見たことがある宮沢賢治の代表作です。実はどんな物語なのか知りませんでした。
想像していたのは、メニューが多いレストランの話かな・・・とか思っていたら、まさかの化け猫(妖怪?)登場で驚きました。なるほど、こういう話だったのか、としみじみしました。
<以下引用...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月18日
社会風刺を上手く動物や設定として例えている所が上手いなと感じた。また一つ一つの話は短いながらも、物語としての起承転結もあり読んでいて楽しかった。
全体を貫くテーマとしては「善と悪」「上と下」のような二項対立のものが多かった印象。現代においても置き換えて考えることができそうなので、このキャラクターは...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月06日
賢治作品を読むにつけ「すきとおった風」という表現がとても好きだということに気づく。
鏡と輝き飴をこさえる太陽や、鋼や宝石になる空、凶事を予告する象のような雪の丘や、アルコオルを吹き水車をまわす星座。
丁寧で繊細な風景描写のようであり、また舞台装置のようであり、どこまでの幻想のような、世界の描きかたは...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月20日
小学生の時に読んだ記憶が残っていた表題作。童話作家としての賢治が用意した結末は、読む子ども達の気持ちを慮った著者の優しさなのだと感じた。巻末の「収録作品について」で歌物語=オペラという解説は、オノマトペを有効に使う著者の作風を言い当てている。最も印象に残ったのは「なめとこ山の熊」の、猟師と熊の不思議...続きを読む
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