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Posted by ブクログ 2023年12月02日
2022年ノーベル物理学賞が、ベルの不等式にまつわる量子力学の実験的検証とその成果に与えられたことは記憶に新しい。
一般に「量子もつれ」と呼ばれる、私たちが日ごろ当然のように理解している物体の存在の仕方を根底から否定するような、微視的空間における存在の振る舞いかたが遂に実験的に示されてしまった。
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Posted by ブクログ 2023年08月27日
総じて、前半は前期量子論の復習になるように思われた。高校物理だと、普通、一貫校でない限りは、高校3年の2学期頃に行うと思われる、原子分野(大概が前期量子論)であるが、時間がないので大概飛ばしがちであり、難しいテーマであるため体系的に学べないことにより微妙に勉強しづらい分野でもある。古典力学や古典電磁...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年05月01日
二重スリット実験の議論を丁寧に説明し、現在主流の波動関数の収縮を支持するコペンハーゲン解釈と多世界解釈の違いを分かりやすく説明。⚪︎⚪︎解釈は物理の延長ではあるが、哲学あるいは宗教的な要素が入ってしまい、科学から離れた思想だなあと思ってしまう。それでもこの世の仕組みがどうなっているかを理解したいとい...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月12日
量子力学の本を読んだり勉強したときに、例えば二重スリットの実験結果を説明するのに、電子の状態は波動関数で表されて確率的な広がりを持っている、というところはまあなんかよく分からないけどそうなのかな、と思えなくはないのですが、ただその波動関数が測定をすることによって一つの状態に収縮する、というところがさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月13日
量子力学の何が不思議で、観測事実は何であるかが ある程度系統立てて説明されていて、一般向け入門書としては良い本だと思う。
コペンハーゲン解釈と多世界解釈のどちらが良いかはさておき、粒子と波の両方の性質を示す実験結果から、辻褄の合う理論体系をつくるのは大変だ!
・波の収縮:コペンハーゲン解釈では、人が...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月05日
量子力学は一般常識では理解困難な現象を取り扱うが、その解釈の仕方に人間の認識に伴って波の収縮が起こったという実証主義的なコペンハーゲン解釈と、観測者としての人間の存在など関係なく観測機器も含めた宇宙全体が量子力学の対象であるとする実存主義的な多世界解釈があるという。
本書の著者は後者の立場だが、理...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月31日
決して易しい内容ではないが、量子力学について丁寧に解説されており、量子力学自体の入門書としても分かりやすい。
量子の振る舞いは、ニュートン力学が通用するマクロの世界の住人である人間には中々理解しにくいが、その不思議な現象はコペンハーゲン解釈と言われる説明が一般的で、他の量子力学の入門書でもこの説明が...続きを読む
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