ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
離婚し子供たちと引き離され、金銭的に困窮した藍は、祖母と母のいる実家に戻る。生活力もなく喧嘩の絶えない藍たちに手を差し伸べたのは、隣に住む美代子だった。祖父を介護して暮らしているという美代子に助けられ親しくなるうち、彼女のある秘密が知れる……。貧困、ケア、孤独。背負わされる業と役割に、女たちはどう抗えるというのか。迫真と驚愕の犯罪小説(クライムノベル)。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
いつも原田ひ香さんの、美味しい描写がとても好きで読んでいるのです。今回もどんなかな~と思ったら、驚きました。 DRYは貧困や介護といった社会のいわば歪みのような状況に追い込まれた女性たちの話でした。美味しい食べ物の描写はなく、カレーを食べるシーンも前後の話から全くもって美味しい匂いのするカレーではあ...続きを読むりませんでした。 虐待の連鎖や介護による家族の犠牲といった、社会の歪みの犠牲者なのだけど懸命にもがき生きている人たち…。犯罪はいけないけれど、追い込まれると起こしてしまうんじゃないかとリアルなのかもと思いました。
怖かった。 原田ひ香さんよく読むのでこんな話になっていくとは思わず、でも、いつも通りの読みやすさはそのままで 貧困に苦しむ人は、 その人自身の責任なのかどうか 犯罪が絡むし、グロテスクな表現もあるが、なんだかむしろ犯罪ぐらいを絡めないと、これをただリアリティに満ちた話で書くとそれこそ暗すぎる話にな...続きを読むるんだろうなと思った
貧困に喘ぐ親子3世代の女性の話。DRYというタイトルからcoolというか感情が乾いてるという話かと思ったら途中からとんでもない方向に。良い意味で裏切られた作品でした。
これ読み始めてから気が付いた!前にすでに読んでた・・・ とはいえ、内容はかなり朧気だったので、再度読むことに。 こんなグロ系の話だったとは!今回はそこらへんはかなり飛ばして読んだ。前回も飛ばしたのかな。だから覚えてないのか。 みんな完全に間違っているけれど、そうするしかなかったのかな。 「品の悪さ...続きを読む」って、自分には結局どうすることもできないのか? 揃いも揃って頭が悪いなら、どうすることもできないのか。 藍がねぇ。ただ不幸な子って感じではなく、自分でどんどん悪い方に行っている感じ。子どものことも不倫のことも理解できない。プライドとかないのか? 最後もなぁ。満足感も爽快感もない。 結局ずーっと底辺を言い訳ばかりしながら這って生きていくのか。 まったくスッキリしない話なので、前に読んだことも忘れてしまうんだろうなぁ。
今まで読んできた原田さんの本とは全く違う内容でゾッとして気分が重くなった 寂しさ・介護…考えさせられた
主人公の藍は夫と離婚し、子供を残してかつて悪夢とも云える暮らしを送っていた母親と祖母のもとに帰る。 藍の母親は実母の頭部を刺し、警察署に留置されていたこともあって、藍は致し方なく入院している祖母の面倒を見ながら母親の釈放手続きに奔走する。 母親は昔から実母と折り合いが悪く、実の娘の傷害に対しての訴え...続きを読むを取り下げないと強く主張する。 女三世代に渡るいざこざが常態化していた実家に戻ったその日、隣に住む美代子と再会したことから物語は俄然動き出す。 男のもとに走った母親から捨てられた美代子は、父親への懸命な介護を務めたにも関わらず先立たれ、その後は行政サービスも一切受けずに祖父の介護に追われる生活を続けていた。 やがて藍は美代子の秘密を知ることになり、その秘密を何としてでも守らなければならない立場に追い込まれる。 藍は心苦しい心境を引きずりながらも、美代子の力強いアドバイスにより、藍の家庭環境は改善の兆しがみられた。 今の時代、ヤングケアラー、高齢化、介護、年金、生活保護などの問題が俄然クローズアップされてはいるが、現実を打開する解決策には程遠い。 ヤングケアラーたちに行政サービスを受ける術を理解しろと言っても、それは大人の一方的な意見で、少年少女たちが理解することは無理な話だと思う。 ヤングケアラーや介護の切実な問題など、何の問題もなく生活している人々にとっては他人事かも知れないが、理不尽にも窮地に追い込まれた人々にとっては、常識的範疇から大きく外れた必死の行動をとる場合があることを、この一冊は語っているように思う。 一見非現実的な内容に思えるだろうが、自分が負のスパイラルに陥ってしまった立場を想像して考えてみると、この一冊はとてもリアルな物語に変じて読者に迫ってくる。
現代社会に問題視されている、生活保護・介護・高齢化の現実。 原田ひ香さん初のリアル衝撃小説でした。 面白かったです。
介護した老人をミイラにするという、かなりスリリングな内容であった一方で介護、貧困等社会的な問題点をうまく表している。全般的になかなか読み応えがあった。
内容は暗く湿っているのに、登場人物達の思考は妙に明るくカラリとさえ感じるのがものすごく不気味。色んな意味でドライでなるほどと。 底辺(と言いたくはないけど)にある人々のその日暮らしで先々を見通すことが出来ず、支援が無ければ墜ちていってしまう描写がリアル しかし誰にも共感できない本を読むのは辛い
11月-06。3.0点。 離婚し、親権も夫に取られた元妻。勤務先にも元夫の義父母がクレームし、クビに。 実家に戻るが、隣家には長年介護をする幼馴染みがいて。。。 暗い物語。でもあり得なくも無い。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
DRY
新刊情報をお知らせします。
原田ひ香
フォロー機能について
「光文社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
アイビー・ハウス
彼女たちが眠る家
彼女の家計簿
喫茶おじさん
ギリギリ
口福のレシピ
ここだけのお金の使いかた
財布は踊る
「原田ひ香」のこれもおすすめ一覧へ
▲DRY ページトップヘ