ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
6pt
〈ツイスト博士〉その部屋には忌まわしい過去があった。かつてそこで、一人の青年が原因不明のまま怪死したのだ……その後は長くあかずの間となっていた部屋を現在の当主が開いたとたん、次々に怪事件が起きる。当主は不可解な状況で部屋の窓から墜落死し、部屋の中を見た妻は卒倒する。はたして部屋には何があるのか?
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
全体的にゴシックやオカルト風味たっぷりの雰囲気の中、不可能犯罪?が起こる。 トリック(?)は少し物足りない+力業な気もするが、総じて面白く、安心して読める一冊だった。
タイトルから示唆されるように、過去に不自然な死が起こった書斎を舞台に、謎の事件が続く。 取り憑かれたように、書斎に閉じ籠り、物語を書き綴っていた、館の現当主の大叔父。 彼の突然の書斎から出た瞬間の死、書斎の暖炉のそばだけ絨毯が水浸し、疑問は解かれることなく、不審死のまま、書斎と共に封印されてきたが、...続きを読む当主の結婚を契機として、封印が解かれる。 この館を舞台として、2組の結婚により住むことになった人々の間で、書斎の開放とともに、過去の不審死を彷彿させるような事件が起こる。 登場人物の因縁めいた関係が絡まり、事件は暗礁に乗り上げるが、地元の警察署長から個人的な依頼を受けたロンドン警視庁警部が、犯罪学者ツイスト博士を担ぎ出し、謎の解明へと向かう。 読み終わる段階になって、プロローグとエピローグに驚くべき秘密が隠されていることを知る。
やっぱ殺人事件だけ起きてそれを名探偵が解決するだけじゃ味気ないよねぇ。だから裏にはラブストーリーは突然にあっても良い、ってこれじゃ火サスか。 でもコナンみたいに最初から最後までほとんど事件に関わってるのに何ら役に立たずに何人も死んでしまうような展開ではなく、その場に居合わせなかったからしょうがないぜ...続きを読むよ、という探偵なら許せるよね。 そんなこんなで今回は好きなのに気持ちを伝えられずに紆余曲折を経て最後にはハッピーエンドというわりかしオーソドックスなストーリーにさりげなく殺人事件をまぶしてみたという、そしてその二人を結び付けるためになんか都合よく人が死ぬっぷりが、全体的に硬派な流れに反してちょっと適当じゃね?ってのがむしろ良かった。
2008年版このミス7位。 シリーズ物なのを知らなかったのですが 特に困ることなく読めました。 この作家の特徴なのか、 (事件にはそれ程、関係無く)1人称と3人称が 混ぜこぜな感じで、途中、読みづらいなぁ、と思ったのですが 読み進めるにつれて気にならなくなった。 さて、内容についてで...続きを読むすが、サスペンスとオカルトの融合が うまいことできているのではないでしょうか。 他の作品も読んでみたくなったので、星4つ。
怪奇趣味が横溢している、カーが好きというのが全編通じて感じられる作品。 殺害現場(遡って、大叔父が死んだ部屋)の絨毯が濡れていた理由については、三者三様の理由が提示されていて、上手い。 特に第一、第二に関してはかなりスマートで、登場人物が驚いた逆説的な理由とも相俟っておもしろい。 そして問題の三つ目...続きを読むの理由……読んですぐは頭が理解を拒んだなぁ。 ここだけ違う作者のトリックみたいだった。 それしか考えられないとはいえ……いいのか、これで?って印象。 でも、最後までプロットが練られていて、しっかり読めた。
訳者によるとアルテの最高傑作とのことだけど僕にはそう思えなかった。僕自身の体調があまりよくなかったせいで、数名のメインの登場人物が出てくるけど、作者の視点があちこちに飛んでしまっていて、誰が誰だか区分けするのが難しかったのだ。それにしても、このような偶発的な要素が強い物語はアンフェアな感じがした―...続きを読む―そう思ってしまったから作者に敗北したことは、プロローグからはっきりしてしていることだけど。なぜならば、このトリックこそが作者の思惑だったのだから。でもこのようなトリックならば、泡坂妻夫の有名作の方がよくできていると思う。☆☆☆というところ。
ジョン・ディクスン・カーを連想させる作家。全編を縁取る怪奇趣味、謎解きへのプロセス、さらにはキャラの雰囲気から読みやすさまで、“カー色”に溢れているが、決して猿真似というわけではない。むしろ、作品全体の統一感という点では本家に勝るのではなかろうか。これだけガチガチの本格で勝負されると、読むほうも無意...続きを読む味に身構えそうになるのだが、その辺を軽妙な筆致でうまく逸らしてくれるため、ラストまでいいテンポを持続したまま読み終えることができた。難を言えば、事件そのものが少し小ぶりの割りに、それ以上の展開を書こうとして無駄なシーンが目立つことだろうか。トリックは平均レベルだが、舞台設定や構成が巧みなので、それ以上の効果を感じてしまう。自己プロデュースの上手い作家だと思った。
忌まわしい過去を持つハットン荘で、今また起こる奇怪な事件。 正統で古典的な本格もの。 最後にすべてのピースがはまり謎解きのパズルが完成するときの美しさ!ラストもよかった。 楽しめる1冊だった。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
狂人の部屋
新刊情報をお知らせします。
ポールアルテ
平岡敦
フォロー機能について
「ハヤカワ・ミステリ」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
赤髯王の呪い
恐るべき太陽
オペラ座の怪人
オマル2 -征服者たち-
オマル―導きの惑星―
怪盗紳士ルパン
カリオストロ伯爵夫人
狩人の手
作者のこれもおすすめ一覧へ
▲狂人の部屋 ページトップヘ