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Posted by ブクログ 2024年03月12日
人生観を変えてしまうような本だ。
私は、幼い子どもが被害者になる犯罪は絶対に許せないと思っている。
自分が親になってみて、理不尽な暴力や虐待、人格否定…許せないと、以前よりもっともっと強く思うようになった。
そんな私ですが、この本の響子は、かわいそうだった。
響子は、自分の娘と、近所に住む女の子の...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月03日
死刑囚が刑執行間際に遺したことば、
“約束は守ったよ、褒めて”
遠縁の身元引受人に指名されていた香純は、幼女連続殺人事件で実刑を受け死刑に処せられた響子の遺骨を受け取る
幼いころに一度だけ会った響子の爽やかな印象から自分の子どもに手をかけた姿が重ならず、香純は響子の最期のことばの真意を求めて岩手...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月10日
すごく辛くて、悲しい話でした。親や地域性によってこんな歪んだ人達になってしまうのか。なぜこんな事になってしまうのか、人は誰でも産まれた時には純真で無垢だったはず、過剰に護りたい事があったり、周囲からの異常な圧力で精神が壊れてしまう事が実際あるのだろう。自分は周囲の人に対してどうだろうか?ちょっとした...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月09日
この作品は、2006年に起きた秋田連続児童殺害事件の畠山鈴香服役囚(無期懲役)をベースにしているのでは、と思い関心を持ちました。
物語は、遠い親戚に幼子を殺害した死刑囚がいて、その遺骨を引き取るために、拘置所へ主人公が向かうところから始まります。交流も無かったのになぜ遺骨引受人に指名されたのか? ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月21日
内容は非常に重く哀しいので、元気のある時に読むことをおすすめします。
ストーリー展開が非常に上手く、のめり込んで読むことができた。
二人の子供を殺めた殺人犯、響子。
(一人は自分の娘だった)、
死刑が執行され遺品が届けられたのは、人生でたった1回しか接点のなかった遠戚の香純宅だった。
響子が...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月15日
救いのない話。我が子にこんな思いはさせまい、と強く心に誓った読後でした。手にかけてしまったのは本人なのだろうけど、そう仕向けた人達の悪意が本当に呪いのようで腹立たしさより、こんな世界があることをただただ悲しく、怖く感じました。でも、子供って親に褒められることを、こちらが驚くくらい求めているのは分かる...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月03日
秋田県女児連続殺人事件をモチーフに、犯罪者とは何かを考えさせてくれる本だった。
自分の子供も含めて2人の幼児を殺害した響子が死刑直前に口にした「約束は守ったよ。褒めて」の真意とは。
読んでて非常に辛かったけど、やめてはいけないと思い、進めた。
まさに犯罪というものと真っ向にぶつかった作品じゃない...続きを読む
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