がちょうの乙女の忍ぶ恋

キャロル・アレンズ / 高山恵

クリスマスに私の愛する子爵が帰ってきた！
でも頼まれたのは、彼のための花嫁選び。

アンナ・リーゼははっきり言って、幸せではなかった。
初めは母、続いて父も亡くし、継母と継妹にうとまれながらの日々。
話し相手になってくれるのは、仲良しのがちょうだけ。
そこへ、20年近く離れ離れだった幼なじみ、ピーターが帰ってきた。
片想いの相手は、ハンサムで魅力的なクリバートン子爵へと成長していた。
アンナ・リーゼはうれしかったけれど、自分の服を見て涙をこらえた。
こんなみすぼらしい格好とあかぎれの手で、ピーターには会えない。
子爵はクリスマスに舞踏会を開き、そこで花嫁選びをするのだという。
継母と継妹は興奮するが、アンナ・リーゼは愛する人の選択が悲しかった。
私はピーターにとって永遠に幼なじみ。彼の花嫁にはなれないのね……。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: ハーレクイン・ロマンス小説
• 出版社: ハーレクイン
• 掲載誌・レーベル: ハーレクイン
• ページ数: 256ページ
• 電子版発売日: 2022年11月25日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

子供の頃離れ離れになってしまった2人が再会する幼馴染もの。
幼かったヒーローは子爵になり、ヒロインは男爵令嬢ながらも継母にこき使われて古いドレスを着て過ごしている。

ヒーローもヒロインもいい人すぎてもどかしい。
継母のやってることは完全アウトな気もするんだけど…？

継母が無理やりヒロインを結婚させようと変な男ばかりけしかけるのでヒーローはヒロインを守る為に求婚するも、ヒロインは愛を信じているので断る。
2人とも明らかに両思いなのに、このじれじれがまた良い。
周りの人たちの助言がなかったらどうなってたことやら。

気軽に読めるいいヒストリカルだったけど、がちょうがもっと出張ると思ってたのでそこは残念笑