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教育とは何かを問い,人びとがともに生きる民主主義のあり方を探究し実践した,アメリカを代表する思想家デューイ.彼の構想したコモン・マン,すなわち一般の人のための哲学は現代の教育や社会にも大きな影響を及ぼしている.広範な学問分野に亘るその思想をデューイ研究の第一人者が丹念に読み解き,今日的意義を展望する.
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Posted by ブクログ
いままでのデューイについて書かれた本で、一番読みやすいものであったと思う。さらに、日本、中国。ソビエトへの訪問、ニューディールの批判、大統領選挙についてはほとんど語られたことがなかった。 学部生がいきなりこれを読むとよくわからないので、学校と社会のような薄い文庫本を1冊読んでからこの本を読むとよい...続きを読むであろう。
【背景】 ①なぜ読むか デューイについて、広く学びたいと思った。 ②何を得たいか デューイの生涯や活動の概要を知る。 ③読後の目標 教育実践とデューイの思想を繋げる。 【著者】上野正道 【出版社】岩波新書 【感想】 デューイの中国訪問及びその影響に関する記述については、かなり興味をもって読むことにな...続きを読むった。そういった影響を日本以外のアジアに与えているとは初耳だった。 経験主義は「這い回る」と揶揄されることもあるが、彼の目指した教育は決して這い回るようなものではなかった。 彼の目指す教育は、今日においても応用することが可能であり、今の時代だからこそ実践しやすい側面もあると思った。
難しかった!!けど学びもあった。ゆっくりゆっくり読まないと何が書いてあるか分からなくなってしまう。丁寧に読んだ。
これは必読だな。 宮台真司氏らの「経営リーダーのための社会システム論」ともどこかでクロスする。つまり、公共をどうするかという、実に古くて新しい、根本的でベタな大問題だ。
今までで1番読書メモをとった本。デューイの思想の奥深さはもちろん、その研究に捧げた上野さんの人生に感服。 探究する人生。そしてコモンマンになる。僕自身教師として、今まではどこかすごいことをするような子どもを、育てようとしていたけど、そんなこともないなと思った。当たり前に前提を疑い、試行錯誤し、反省す...続きを読むる。そして、よりよく生きていく。そんな人生を送るのが1番。善か悪か、正解不正解、そんな二元論を超えて、反省的に実践していく。そこで、やはり学校における評価の問題がある。良いものを称賛し、ダメなものを決定する。自分も子どものころ、絵を描いたり、運動したりすごく好きだったけど、評価され比べられて自分の有能感が失われて、嫌いになっていったことが多い。 大人になって、改めてけっこういけるじゃんってことはあるけど、子供にとってとは今が大切で、くだらない評価のために好きなことを嫌いになってほしくないなと思った。 漫画ブルーピリオドでも描かれているように、美大受験のための絵画とか芸大っぽいとか。あるけど、それを超えて、自分の伝えたいこと、表現したいことを表現していいんだと思える。もちろん評価はいろいろあるけどそれでいい。そう思えるようなマインド。 コモンマン。それは現状に対する諦めではなく、今を含めた未来への希望。それをどう自分の行動や仕事に落とし込んでいくか。そこに注力していきたい。 人生をとして、理想的な社会の実現のために思考を重ねたデューイ、そして上野さんの功績を讃えつつ、自分なりにできることを行動で示していきたい。 learning by doing
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ジョン・デューイ 民主主義と教育の哲学
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