蒲団・重右衛門の最後

蒲団・重右衛門の最後

407円 (税込)

2pt

蒲団に残るあの人の匂いが恋しい――赤裸々な内面を大胆に告白して自然主義文学の先駆をなした「蒲団」に「重右衛門の最後」を併録。

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蒲団・重右衛門の最後 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年11月15日

    田山花袋を初めて読みましたが、プロフィールのところに自然文学とあり、読んでいて爽やかな描写が特に「重右衛門の最後」では感じました。
    漢文を習っていたこともあり、当て字といいますか、所々にルビがあり放題で、この手の本が好きな私としては大変楽しめました。
    なんとなく手に取った本ですが、読み始めるとぐいぐ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年05月24日

    中島さんの作品の後に読むとなんとまあ、時雄の行動の幼稚なこと。全くもって私は「妻」の視点からでしか鑑賞できなくなっている。これはちょっと失敗。これから中島さんの『FUTON』を読まれる方花袋のを先に読む方がいいでしょう。いろいろ抜きにして純粋な感想。この小説「中年男が失恋後恋人の蒲団で泣く」という一...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月09日

    ずっと読みたくて、でも大筋で話が分かるから情けなさすぎで読むのを躊躇っていたこの本。
    読んでみると、まず主人公が思っていたよりずっと若く、今の自分と大して変わらない歳であることに驚く。
    そして、女性の方からも何らかの思わせぶりな誘惑があったのかと思っていたのに、他に恋人を作って全く主人公を意識もして...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月15日

    青空文庫で蒲団のみ。
    時雄の懊悩ひとつひとつが我が身を捻じるかの様で非常にのめり込んだ。
    節操を汚した芳子の父親のなんと真っ当な物言い。さすが人の親。
    細君がうまいこと緩衝材になって物語的にも読む側にとってもテンポを保ってくれた。
    時雄がずっとあの調子で懊悩しまくってたらとてもじゃないけど息が詰まっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月24日

    田山花袋は自然主義派として有名で、その代表作品ということで「蒲団」がある。
    自然主義というのは、そもそも日本と発祥の地のフランスでは異なっており、日本の場合には、「私小説」ということで良いのだろう。
    ただ、現在、読む側からは、自然主義云々はあまり意味のないことで、作品自体をどう感じるか、ということに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年12月05日

    蒲団
    複雑な心境がよく描写されており、読みやすい。結末の主人公の様子は気持ち悪いと言われることが多く、実際に読んで「ああこれか(笑)」と思ったが、その人間らしさがまた作品として味わい深い。

    重右衛門の最後
    不遇な重右衛門に深く同情した。八つ墓村と重ねてしまうところがあったのは私だけ?

    同じ自然主...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年03月02日

    「蒲団」
    弟子にしてくれと押しかけてきた若い娘に
    スケベ心を抱きながらも、手を出す前から他の男のところに
    逃げられてしまう
    それは理不尽なことには違いない
    俺はおまえのパパじゃねえ、ぐらいのことは言いたくもなるだろう
    けれども旧来からつづく封建的・儒教的な価値観と
    西洋文化に由来する、いわゆる近代的...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年02月17日

    表題『布団』が気になり手に取りました。
    絶対に結ばれることのない、親子ほども年の離れた相手に対しての執着・自分勝手な所有欲は、他人から見ればみっともないの一言。とても人には知られたくないような男の欲を堂々と描いた作品は他になく、当時としては画期的なことだったようです。

    蒲団に残るあの人の匂いが恋し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年11月09日

    もう、あのシーンはよ!はよ!という気持ちで読んでました。

    それにしても主人公は嫌な男だ。停車場で綺麗なお姉さんを見て「妻の出産がうまくいかなくなって死んだらああいう綺麗な人と住めるかなー」とか考えたり、若い書生に惚れてうまくいかなくて細君に八つ当たりしたり。

    頗る読みやすい文体だった。

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    Posted by ブクログ 2013年08月01日

    蒲団は悶々とした中年の悩みがユーモラスに描かれていて、割と親しみ深く読めた。その分重衛門の最後の方が人間存在の悲哀が重くのしかかるようで言葉にし難い気持ちになった。

    0

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