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第二次世界大戦後、大規模な軍拡競争を伴う東西冷戦下のソ連において推進された原子力政策は、人類史をどう変えたのか。最初期の放射線研究、史上最大の水爆実験から、世界初の原子力発電所稼働、東側同盟国への技術提供、原子力ビジネス、そして史上最悪のチェルノブイリ原発事故に至るまで。危険や困惑を深めながらも試行錯誤を重ね、科学者・技術者を総動員して推し進められた知られざる数々のプロジェクト。現代ロシアの基礎をなすその計画の全貌に迫る、はじめての通史。
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Posted by ブクログ
地元広島大学にこのような研究をされている先生がいらっしゃったことを誇りに思う.長崎型のプルトニウム爆縮型の原爆を1949.8.29にソ連が実験成功.コンピュータの無い時代に膨大な計算を人海戦術で実施したアメリカの例を知っていたので、ソ連も似たようなことを実施していたことになる.当時の技術者はある程度...続きを読む情報交換をしていたのかもしれない.西側諸国が1954.9に、東側が1956.3にそれぞれ原子核の研究組織を立ち上げているのも、核の重要性を認識していた現れだと感じた.原子炉の技術の記述が詳細だ.黒鉛チャンネル炉、加圧水型軽水炉、沸騰水型軽水炉、高速中性子炉、核融合炉.どれも技術的欠陥があるものの、エネルギー事情を考慮して推進されてきた.ソ連が中国に技術供与し1960年にそれを停止したにも拘わらず、1964.10.16に中国が核実験を成功させたことは、東京オリンピックで浮かれていた日本に衝撃を与えたことを思い出した.アメリカベースの核兵器の歴史はこれまでに数多く見てきたが、ソ連のそれは非常に貴重なものだと思う.
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市川浩
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