ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
ローマ帝国時代、信仰表明や葬礼を目的として成立したキリスト教美術。四世紀末に帝国は東西分裂し、やがて二つの大きな潮流が生まれる。一方は、一〇〇〇年にわたって不変の様式美を誇ったビザンティン美術。他方は、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロックと変革を続けたローマ・カトリックの美術である。本書は、壮大なキリスト教美術の歴史を一望。一〇〇点以上のカラー図版と共に、その特徴と魅力を解説する。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
良質な美術展に足を運んだかのよう。初期キリスト教美術からバロックまでを扱う。著者はビザンティン美術史・キリスト教図像学を専門としている。というわけで、ビザンティン美術にも章が割かれ、西方との比較も各章でなされている。ビザンティンの抽象的表現、逆遠近法……写実的な絵画になれていると一見、稚拙に見えてし...続きを読むまうあり方は決して古典古代からの技術的衰退ではなく、宗教的にしっかりと意味のあるものだった。そうした点をはじめ、各地域・時代の作品がわかりやすく解説されている。キリスト教美術のとば口へといざなってくれる一冊。
キリスト教の主に絵画美術をローマ地下のカタコンペから始まって近代直前のバロックまで時代順にたどります。私に根本的にキリスト教知識が無いので絵の場面説明はチンプンカンプンなのですが、古い時代やビサンチンは絵が稚拙なのではなく描きたい対象の何に注目していたかによって対象の大きさなどに影響が出ているだけで...続きを読む稚拙なわけではないというのが判りました。 そうはいってもルネサンス以降の人間味のあふれる宗教画のほうが好みなのは変わらないのですが。
キリスト教誕生時点からローマ・カトリックの美術やビザンティン美術などを豊富なカラー図版とともに概説。多彩に発展するローマ・カトリックの美術に対し、ビザンティン美術は1000年の不変を保っていることが解説される。実際に鑑賞してみたくなる。キリスト教誕生時点の美術も興味深い。
キリスト教の美術、ビザンチンとカトリック、カトリックの変遷(ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロックの変遷)についていくつかのテーマについてどのように描かれてきたのかを比較解説した本。ルネサンス、バロックが好きな身としてはもっとそちらに注力してもらいたいと思いつつも、キリスト教美術の理解を深めるに...続きを読むは大変良い。ビザンチン美術が時代が経ってもなぜあのように平板に描かれているのかが実は神を描くのに写実的に描くと現実的になりすぎて神性が損なわれるという理由を知って、単なる稚拙な絵画ではないということに初めて知った。なかなか奥が深い。 絵画の写真もふんだんに盛られてよいが、写真が小さいため解説に書いてあることが少々理解しずらいところがある。もう少し図解を詳しくしてもらうとさらに良かった。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
カラー版 キリスト教美術史 東方正教会とカトリックの二大潮流
新刊情報をお知らせします。
瀧口美香
フォロー機能について
「中公新書」の最新刊一覧へ
「趣味・実用」無料一覧へ
「趣味・実用」ランキングの一覧へ
▲カラー版 キリスト教美術史 東方正教会とカトリックの二大潮流 ページトップヘ