狙われた羊

狙われた羊

990円 (税込)

4pt

4.3

カルト宗教は、心を奪い、カネを奪い、家族を壊す!
カルト教団によるマインドコントロールの恐怖と、悪辣な集金システムを描いた名作フィクション、緊急文庫化!

最近は浮気調査ばかりしている探偵の牛島のもとに、奇妙な依頼が舞い込んできた。
「人さらいはやってもらえるんでしょうか?」
依頼人の息子は、突如連絡を絶ったのだという。どうやら、あやしげな団体に深入りしているらしい。

「厄介な仕事」と踏んだ牛島は当初依頼を断ったが、秘書の坂巻に説得されて調査を開始。すると、依頼人の息子は、近年様々な問題を起こしているカルト教団に入信していることが判明した――。

世間を騒がすカルト教団、そして家族を取り返すために戦う人々を描く!

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狙われた羊 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これはあの宗教のことか!とすぐ分かる内容。
    テンポよく進む展開に夢中になった。
    探偵事務所を営む牛島が、出家した信者を家族のもとに取り戻すため奮闘する。
    読みやすかった!

    0
    2024年05月17日

    Posted by ブクログ

    本の題材は明らかにあの宗教だ。

    まさかこの本の初版から30年経っても日本にまだ旧統一教会がはびこっているとは。名前を変えて活動するところまで変わらないとは。一方でこのカルトが人の劣等感にうまく漬け込んで近寄って操られていくあたり、リアルだ。家族の思いを思うにつけ苦しくなる。カルトに子供を取られた家

    0
    2024年05月05日

    Posted by ブクログ

    カルト教団の手口を物語風に書き上げた、大変面白い小説であった。特に信者を作り上げるまでの洗脳のノウハウは今話題の統一協会のそれを感じることができた。

    0
    2022年11月23日

    Posted by ブクログ

     著者中村敦夫は、言わずと知れた「木枯し紋次郎」だが、役者にとどまらず、ジャーナリスト、テレビキャスター 政治家等、経歴は多彩である。著者については、だいぶ前に評論「さらば、欲望の国」(2004年、近代文芸社新書)を読み、生きる姿勢、文章力とも私は高く評価していたが、この小説の存在は最近まで知らなか

    0
    2023年08月31日

    Posted by ブクログ

    これはかなり面白かった。30年前の小説ということだが、今年のあの事件をきっかけにクローズアップされた宗教団体を扱っており、今回文庫化したようだ。詐欺集団としてのそのマインドコントロールの見事さはぞっとする。
    いま、世間では宗教二世の問題が取り上げられているが、この小説には、若い信者を取り巻く家族の苦

    0
    2022年12月05日

    Posted by ブクログ

    再販 そうかだからか
    昔 ワイドショーで連日報道されていた宗教団体
    有名人か多数入信していたから TVをつければその話題だつた頃かあった

    報道されていた事が文字になり 架空の人物だけど
    人物像が浮き彫りにされていったが

    …ワイドショーで見たのとかわらないかなあ

    0
    2023年07月02日

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