参謀の昭和史 瀬島龍三

参謀の昭和史 瀬島龍三

609円 (税込)

3pt

太平洋戦争中は大本営作戦参謀、戦後は総合商社のビジネス参謀、中曾根行革では総理の政治参謀。激動の昭和時代を常に背後からリードしてきた実力者の60年の軌跡を検証する。

陸大を優等な成績で卒業し、太平洋戦下の大本営作戦参謀を務め、戦後は高度経済成長期に商社の企業参謀、さらに中曽根行革で総理の政治参謀として活躍――激動の昭和を常に背後からリードしてきた瀬島龍三。彼の60年の軌跡を巡る数々の伝説を検証し、日本型エリートの功罪と歴史に対する指導者の責任を問うノンフィクション力作。

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参謀の昭和史 瀬島龍三 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    瀬島龍三氏が亡くなって一番残念だったのは保坂氏では?
    瀬島龍三氏が遂に「語らなかった」こと
    (レイテ決戦につながる電報もみ消し事件や,
     シベリア抑留の真実など)が
    瀬島龍三氏の死によって本当に暗黒の闇に葬られてしまったのだから。
    この本から瀬島龍三氏について入ってしまったら、
    「彼が「語らない」こ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    日本の戦争の始まりと終わり。特に対外戦略を踏み間違える大きな要因となった軍の組織的問題を瀬島を通じて見た感じ。そしてそれはいまもあまり変わってないと思う。

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    Posted by ブクログ 2022年09月13日

    出版当時は、瀬島龍三も生存し、著者としては、歴史の真実を語って欲しい、語っていない、隠している、とのトーンに終始している。
    ただ、瀬島が他界し、それも叶わない中で、この本を読むと拍子抜けの感にもなる。
    瀬島は、相当に意思の強い人物であるからして、墓場まで持っていかざることも多々あったのだろうし、それ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月13日

    昭和史を勉強すると、瀬島龍三(せじまりゅうぞう)という名前がチラつく。「司馬遼太郎が瀬島龍三と対談しているのを読んで、司馬に非協力的になった元軍人がいた」というような話から、瀬島龍三とはどういう人物なのかに興味を持った。
    瀬島龍三は陸軍幼年学校、陸軍士官学校、陸軍大学校と進み、陸軍大学校をははな首席...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月01日

    大本営参謀→商社員→臨調メンバー瀬島龍三を追った昭和史。叔父が瀬島龍三の部下だったこともあり、色々話には聞いているのだが、闇の深い人である。

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    Posted by ブクログ 2011年10月21日

    筆者のポイントは、昭和史に重要な影響を与えた瀬島氏が、現在までにその重要な歴史的事実を正直に正確に語っていないということ。
    「不毛地帯」の良いイメージを自分に重ね合わせるだけで事実を語らない。
    ・大本営参謀としての対ソ戦、南方作戦の立案経緯、情報にぎりつぶし
    ・昭和20年8月19日のソ連側との停戦交...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    労作。旧日本軍の仕組みを知らない身には何度も繰り返し読まなくてはならずとっつきはいいとはいえないけど。個人的には、自分の幼少時代の「土光臨調」のあり方がこういうことだった、ということが一番皮膚感覚で迫る。上質のミステリ。

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    Posted by ブクログ 2024年02月24日

    瀬島先生とは、片言ですが会話したことがあります。怖い印象はなかったけれど、瀬島先生に対しては、生きた時代、生き抜かれた軌跡からさまざまな見方があるのだなぁ。その一つの視点として読みました。

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    Posted by ブクログ 2023年08月27日

    ・著者は瀬島龍三氏に様々な期待をしているのに、瀬島氏はそれに応えていないという構図。
    ・後講釈だが、おそらく瀬島龍三氏は終戦で人生の全てが終わったと思っていたのではないか。財界活動や臨調委員をしても、大本営参謀本部での仕事ほど夢中にはなれない。そして、瀬島氏のその気持ちを分かち合える人は誰もいないの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年04月10日

    山崎豊子の「不毛地帯」を読み、このモデルとなった瀬島龍三という人に興味を持ったので読んでみた。

    正直あまり印象に残っていない。

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