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ホームレスの女性が、公園で殺害されているのが発見された。犯人も動機も不明。彼女はなぜ、殺されたのか? 事件に興味をもったフリーターの女性が、不思議な縁で、被害者の人生に潜む嘘をひとつひとつ暴き、真実に近づいていく。巧妙な罠と高速で展開するストーリーに、いつの間にか目が離せなくなる。そして、ある瞬間に気づく。#さっちゃんはあなただったかもしれない #さっちゃんはわたしだったかもしれない
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Posted by ブクログ
登場人物多めだったけど、伏線が張り巡らされてて、「あ、この人、そういえば」というのが何度もあり、読み返す場面もありました。 さっちゃんて、あなたもさっちゃんなのか!という場面もありつつ、面白く読めました。 氷河期世代の自分には共感できる部分もありつつ、バブル世代も大変だったんだなと思わされる場面もあ...続きを読むって、あっという間に読み切ってしまいました。
「痩せました?」は魔法の言葉だ。この言葉ひとつで、大概の女性は緊張をほぐし、満面の笑みになる(P.12) 店員が、ニコリと笑う。 が、その目はどこか冷めている。 その冷たさに、沙知は身を竦めた。(P.15) この年頃の女の子の無邪気さに勝てるやつなんて、この世にいない。(P.23) まるで、自...続きを読む分の中に、もう一人自分がいるような感覚だった。そのもう一人の自分が、自分の後ろに回り、二人羽織のごとく自分を操っている。それとも、もう一人の自分こそが、本当の自分なのだろうか。自分が封印した、本物なのだろうか。(P.128) 「嘘は、一概に悪いと言い切れない。嘘で救われる人もいる。"恨み"もそうよ。恨みの対象を具体化することであなたが救われるというなら、私は止めない。(P.159)」 例えば、女はなぜ自身の"姿"に拘るのか。それはずっと選ばれる立場だったからだ。より条件のいい男に選ばれるためには、より艶かしい姿で男を誘わなければならない。 例えば、女はなぜ"妄"をつくのか。それは、ずっと男をつなぎ止めることだけを考えてきたからだ。男の気を引くために、ときには死んだ振りもする。 例えば、女はなぜ"妬む"のか。それは、ずっと男の移り気に悩まされてきたからだ。自分が捨てられる前に、"石"でライバルを打ちのめす。 例えば、女はなぜ"母"になりたがるのか。それは"奴隷"の立場から抜け出せるたったひとつの道だからだ。(P.186) そうか。猫には"今"しかないのか。人間もそうだったらなんと楽だったか。 過去の後悔に引きずられ、未来の不安に囚われて。どちらも、幻影のようなものなのに。(P.203) 「そうですね。世の中、結局は不真面目な人のほうが成功するようにできているのかもしれません」(P.235)
タイトルの意味がほぼ最後にならないと理解できなかったが納得。人をそんなに長く恨めるの? 新しい登場人物が出るたびに、この人はあそこに出てた人?と確認しながら読みました。
近所の公園でホームレスが殺された。そのホームレスは「公賀沙知」という女性で近所のカフェでよく目撃されていた。いろんな人が彼女の死の真相に迫る為に多くの人の話を聞きに行くのだが、真犯人が判明した時の衝撃は読んでいて面白かったし、読後感も今までの真梨作品に比べて嫌な感じがなかった。次が気になって一気読み...続きを読むしました。
登場人物が多くて彼らが微妙に重なって、それぞれの語る事に裏付けられたり、思っている方向とは違うよと軌道修正されたり。最後の最後まで翻弄されたのが、なんとも心地よかった。 今回も真梨幸子さんにやられました。だから真梨さんの本は好きなんだけど。これだけごちゃごちゃしてるのに一本の筋道を迷いなく、伏線全て...続きを読むを拾ってラストを迎えてイヤミス超えて爽快感しかありません。
さっちゃんは、自分だったかもしれない… 確かに、誰もがいつ何時、さっちゃんになってしまうかもしれない、という不安な気持ちはとてもよくわかった。 そして今回も大勢の登場人物! 途中何度か読み直して、「そうそう、これはあの時のあの人!」となりました笑 前回読んだ真梨さんの本が残念すぎたので、今回はまぁま...続きを読むぁ面白かったです(^^)
いつもの真梨さんって感じです。 いろんなことが浅く盛りだくさんに詰め込まれている感じ。 バブル世代 VS. 氷河期世代 じゃあワタシ自身は何世代なんだろう?って考えながら読んだ。 自分はバブルだと思っているんだけど、wikiなんかで調べたら、書いてあることと噛み合わないような。変だなぁ。 バブル...続きを読む世代:1965年~1969年 生まれ 氷河期世代:1970年~1981年 生まれ 一番可哀想なのは、氷河期世代の初期かなぁ・・・と。多感な青春時代はバブル文化の中にいて、いざ就職するときにすごい苦労って、お気の毒。
面白かったけど、、、、 やっぱり最後が震える、、、。 犯人がまさかの、、、。 色んな登場人物がいるから誰なんだと 読み進めたり、読み返したりして 終わりを迎えるころには、、、。 猫の虐待、アッシーくんetc... 色んなことが繋がってて怖い(笑)
真梨幸子さんの本、たまに読みたくなります、刺激が欲しい時かしら…?(笑) ホームレスの女性が殺された。その背景には…。 "女性"という生き物。 バブル世代と氷河期世代。 始めから最後まで退屈しない展開の良さ。 ラスト、背筋がざわり。 ミステリー小説として流石なオチでした。...続きを読む
被害者側の取材と容疑者側の取材から段々とわかってくる2人の人柄や人生。真面目に生きているほど損をする…というのはとてもよくわかる気がする。 ひとつ駆け違えただけで、誰もがそのレールに乗ってしまう可能性があるんだろうなと思う。 最後の方はえ?え?の連続で、最初がそう繋がるのかと。結構怖い話だった。
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