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Posted by ブクログ 2022年11月13日
少年事件は「社会の鏡」。時代と共に大人たちが少年を見る視点も変わっていく。事件を羅列し変化を探る毎日新聞記者による一冊。
山口二矢、永山則夫、酒鬼薔薇。その他多くの少年事件を紐解いて、社会の描く「少年」観の時代による変容を追う作品。
裁判員裁判制度、市民が裁く時代、「少年」という見方は消えつつあ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月29日
世間の少年事件への眼差しは、時代と共に大きく変わる。特に現代は、「少年」に責任を問い、「大人扱い」をする向きにある。
最近のどの事件・事故にも言えることだが、今日は事件の責任を「個人」に負わせ、終わらせてしまうことが多い。だが、終わらせてしまう前に、事件を通して社会や環境を見直すべきではないだろうか...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月12日
「少年」事件史が、時系列に分かりやすく書かれており、この切り口は目新しく興味深く読めた。
少年による事件は、壮絶な、かつ悲惨な家庭環境による人格形成が原因のことが多いため、更生を第一に考える少年法の理念を頭では理解しようとするけど…人生はただの一度きり、命は何より大切、そしてその命がなんの落ち度もな...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月21日
●は引用、その他は感想
そう言えば、そういう「少年」事件があったね、という思いが多い。たぶん、その時は興味を持っていても、自分の日々の生活や、それこそ次から次へと起こる事件(少年だけでなく)で忘れていってしまう。
●新聞の紙面をめくってみると、戦後から現在にいたる過程で、世間がとらえた「少年」像...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月04日
大学生の時、『兵士たちの連合赤軍』という本を読んだ。浅間山荘に立て篭もった植垣康博氏の書いた本。リンチの詳細も書かれていて、イラストも鮮烈だった。今はもうあんな残酷な描写は読めないと思う。体力があったんだと思う。後は、共感能力が不足してたのかも。
この少年事件史も、それほど強烈な描写はされてないの...続きを読む
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