記者がひもとく「少年」事件史 少年がナイフを握るたび大人たちは理由を探す

記者がひもとく「少年」事件史 少年がナイフを握るたび大人たちは理由を探す

946円 (税込)

4pt

4.1

殺人犯が少年だとわかるたびに,報道と世間は実名・匿名,社会・個人の責任,加害・被害の間で揺れ,「少年」像は戦後から現在まで大きくシフトした.白昼テロ犯・山口二矢から,永山則夫,サカキバラへ,そして「少年」が消えた現在までをたどり,成人年齢引き下げの中,大人と少年の境の揺らぎが示す社会のひずみを見つめる.

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記者がひもとく「少年」事件史 少年がナイフを握るたび大人たちは理由を探す のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月28日

    過去の少年犯罪に対する、マスコミの対応について述べている。時代背景によって、変わっていくのが非常に興味深い。

    今後も見守りたい。

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月13日

    少年事件は「社会の鏡」。時代と共に大人たちが少年を見る視点も変わっていく。事件を羅列し変化を探る毎日新聞記者による一冊。

    山口二矢、永山則夫、酒鬼薔薇。その他多くの少年事件を紐解いて、社会の描く「少年」観の時代による変容を追う作品。

    裁判員裁判制度、市民が裁く時代、「少年」という見方は消えつつあ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月29日

    世間の少年事件への眼差しは、時代と共に大きく変わる。特に現代は、「少年」に責任を問い、「大人扱い」をする向きにある。
    最近のどの事件・事故にも言えることだが、今日は事件の責任を「個人」に負わせ、終わらせてしまうことが多い。だが、終わらせてしまう前に、事件を通して社会や環境を見直すべきではないだろうか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月12日

    「少年」事件史が、時系列に分かりやすく書かれており、この切り口は目新しく興味深く読めた。
    少年による事件は、壮絶な、かつ悲惨な家庭環境による人格形成が原因のことが多いため、更生を第一に考える少年法の理念を頭では理解しようとするけど…人生はただの一度きり、命は何より大切、そしてその命がなんの落ち度もな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月25日

    「どんな事件か」ではなく、社会や新聞がどのように「少年事件」を扱ったかの視点は、とても新鮮でした。凄惨な事件が起こると、人々は何かのせいにしたがるが、それが時代とともに変わっていった、ということに怖さを感じました。

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月21日

    ●は引用、その他は感想

    そう言えば、そういう「少年」事件があったね、という思いが多い。たぶん、その時は興味を持っていても、自分の日々の生活や、それこそ次から次へと起こる事件(少年だけでなく)で忘れていってしまう。

    ●新聞の紙面をめくってみると、戦後から現在にいたる過程で、世間がとらえた「少年」像...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年12月04日

    大学生の時、『兵士たちの連合赤軍』という本を読んだ。浅間山荘に立て篭もった植垣康博氏の書いた本。リンチの詳細も書かれていて、イラストも鮮烈だった。今はもうあんな残酷な描写は読めないと思う。体力があったんだと思う。後は、共感能力が不足してたのかも。

    この少年事件史も、それほど強烈な描写はされてないの...続きを読む

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