わからなさを生きる哲学

わからなさを生きる哲学

1,870円 (税込)

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3.0

《いしいしんじさん 推薦》
夏休みのスイカ割り、9回裏のサヨナラ勝ち、ひと目ぼれの瞬間にこそ、「哲学」はひらく。
「わからない」豊かさにかこまれて、ぼくは、あなたは、ひとつきりの生を生きてゆく。

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人間、時間、「わたし」体と心、死って、いったい何?
哲学の大切な問いを深める旅へ出かけよう。

ソクラテスから、デカルト、ニーチェ、フッサール、メルロ=ポンティ、そしてハイデガーまで。
「わからない」を切り口に、西洋哲学を一緒に歩く。
問いを立てるための思考のレッスン。

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あなたは、わたしは、世界は、 なぜ、かけがえがないのか?
わからない。──それでも、世界は美しい。

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【目次】
■はじめに

■序……わからなさのはじまり──「人間とは何なのか」という問い

Ⅰ 人間とは何なのかよくわからない
■第1話……人間とは何か、その答えはどこにある?──デカルトからニーチェへ
■第2話……ちっぽけな理性と大いなる理性──ニーチェからデカルトへ

Ⅱ 人間と動物や機械はどうちがうのかよくわからない
■第3話……考えている私は存在するのか──デカルト
■第4話……人間のする計算とは何なのか──フッサール
■第5話……人間はどこから人間になったのか──ケーラーからメルロ=ポンティへ

Ⅲ 身体は私のものなのかどうかよくわからない
■第6話……身体こそがここにいる?──デカルトの向こうへ
■第7話……身体である私はどこにいるのか──メルロ=ポンティ

Ⅳ 時は流れるのかどうかよくわからない
■第8話……時計の時間は時間ではない?──アリストテレスからアウグスティヌスへ
■第9話……時は重なり、空間に広がる──フッサールからメルロ=ポンティへ

Ⅴ 人はどう死ぬのかよくわからない
■第10話……死とはどういう出来事なのか──ソクラテスからショーペンハウアーまで
■第11話……失われることに人は何を思うのか──エピクロスからハイデガーへ
■第12話……人は死ぬことができるのか──ハイデガー

結び 哲学のはじまり──わからなさをわかること

■あとがき

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    Posted by ブクログ

    人間とは何か?機械や動物との違いは?身体とは?時とは?死とは? 当たり前であることに対して改めて問いただし、自分が何ものであるかを考える。結果、わからないままなのだが、わからないことをわかること。一見無駄な事に見えるそんな考え方が、生きていく上の柔軟さや余裕をもたらしてくれるのでは無いだろうか。

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    2024年05月03日

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