「知」の革命家ヴォルテール 卑劣なやつを叩きつぶせ

「知」の革命家ヴォルテール 卑劣なやつを叩きつぶせ

2,640円 (税込)

13pt

4.0

本書の副題名「卑劣なやつを叩きつぶせ」は、ご存知の方が多いと思うが、カラス事件を多くの人々に訴えたヴォルテールが、書簡の末尾につけたスローガンのようなものである。彼は若い頃から優れた詩人として認められたが、貴族が下僕を使って彼を棒打ちにしてから、貴族に寄生して生きる文学者の道をきっぱりと捨て、自主独立の生き方を選んだ。……最後の二十年以上は、ジュネーヴの郊外で「自分の庭を耕し」ながら、世の偏見と無知を批判し、虐げられた無実な人々のために戦った。そして最後は、パリに帰って大いに歓迎されて死ぬ。このようなヴォルテールの生涯と、そのときどきの彼の作品を見てくると、彼はその八十四年の生涯を精一杯、思う存分に生き抜いた人だといえるであろう。近代世界はこういう人たちによって創られたのである。だから彼らの生涯は波乱万丈で、伝記は読んで面白い。しかし本書では、細かい逸話にまで及べないのが残念である。
(本書「はじめに」より)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

「知」の革命家ヴォルテール 卑劣なやつを叩きつぶせ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ヴォルテールに関する前知識はほとんど無い状態で読んだ。

    まず印象に残るのはルソーとの対立。
    2人とも対面したら殴り合いしかねないほどの手紙のやり取りで、神格化されがちな哲学者の人間くささを感じることができた。

    ヴォルテールの生い立ちから晩年までが書かれており、どんな人生をたどったのかダイジェスト

    0
    2020年08月19日

「知」の革命家ヴォルテール 卑劣なやつを叩きつぶせ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

同じジャンルの本を探す