ほかに好きなひとができた

ほかに好きなひとができた

730円 (税込)

3pt

3.6

この男の「好き」は、なにかがおかしい――。第4回小説現代長編新人賞を受賞してデビューし、『嫁の遺言』『四百三十円の神様』などが話題の著者が贈る、戦慄の傑作サスペンス。「ほかに好きなひとができた」。次から次へと女性とつきあい、すぐにそう別れを告げる男・神崎登吾。彼から唐突に別れを切り出された一人である仁村萠は、その言葉を受け入れられず、姿を消した登吾を追い、彼に関係のある人物たちを訪ねてまわる。神崎登吾に運命を捻じ曲げられた人々の証言から、彼がかたくなに語ろうとしなかった過去が、徐々に浮き彫りになっていく。そして萠が最後に辿り着いてしまった、衝撃の真実とは。『好きなひとができました』を改題。

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ほかに好きなひとができた のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「ほかに好きなひとができた」
    そう言って離れていく、彼には幼少期からのトラウマがあった。
    彼の「好き」がいつか叶って、彼の望む「好きなひと」と幸せになれますように。

    0
    2024年02月23日

    Posted by ブクログ

    個人的には結構好きだったな

    当たり前のことだけど改めて
    好きだからや良かれと思ってって言葉は
    相手の受け取り方ひとつで
    有り難くも嫌悪感にも変わるもんなんだな〜と。

    神崎くんには心から救われてほしいと思ったな
    大介とか川藤ウザすぎて無理だった(笑)

    0
    2023年04月08日

    Posted by ブクログ

    最初1/3くらいは、「あ、ちょっと失敗だった??」って思うけど読み進めたらちゃんとおもしろくなった。

    「好き」ってなんだろ??

    他人が変わることを望むな。自分が変えられるのは自分だけ。
    を、なるべく意識して生きるようにしてる私には、「恋人だから」とかいう理由で、相手を「変える」なんなら「変えてあ

    0
    2023年03月30日

    Posted by ブクログ

    別れからスタートし、神崎登吾という男の人生を坦々と遡っていくお話。登場人物それぞれの捻くれた心情がわかりやすく描かれているとこと、場面がコロコロ変わるので、飽きずに読めるとこがよかったけど、ややオチが物足りなかったかな。

    0
    2022年12月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    二度読み。
    「好き」と言ってもそれぞれ、形、表現方法(思い・行動・言葉等)があって、改めて難しいなと思った。怖いということも改めて感じる。

    友達、好きな人、恋人という枠なら全部許されてしまうのか、すべて善なのか、優しさなのか。


    萠の「好き」と言う気持ちの暴走が怖い。

    祐史の彼女の評価を考え

    0
    2022年10月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    各章のタイトルが「口裂け女」「のっぺらぼう」「かまいたち」「子泣きじじい」「送り狼」という妖怪なのが面白かった。
    「好き」という言葉で相手を自分の思い通りにしていこうとする人が多すぎた。「好き」という言葉は時に相手を恐怖に陥れる。妖怪そのものだった。

    0
    2022年09月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おかしいのは男の方だと思っていた。
    だから真実を知った瞬間、背筋がぞわぞわして吐き気がした。
    きっとその相手に悪気はない。
    でも「貴方のためを思って」とか「好きだから」と言いながら傷つける。
    そんな“愛”を理由に支配しようとする人間は恐怖でしかない。
    あまりにも怖すぎる。
    そんな目に遭ってもまだ、人

    0
    2023年05月14日

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