森と山と川でたどるドイツ史

森と山と川でたどるドイツ史

1,012円 (税込)

5pt

3.9

豊かな森,南にそびえるアルプス山脈,縦横に流れる豊かな河川――その自然を抜きにして,ドイツという国は語れません.環境先進国,音楽の国として花開いた独特の自然観は,じつは苛烈な魔女狩りやナチスによるユダヤ人迫害とも無縁ではないのです.ドイツの歩んできた光と影の歴史を,自然との関わりを切り口にたどってみましょう.(カラー4ページ)

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森と山と川でたどるドイツ史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年09月13日

     自然環境との関わりを通して、ドイツ史を概観する内容。過去に現在ドイツ人と呼ばれる人々がどのように自然と関わっていたか、豊かな自然を通してどんなものを信仰していたか、影響を受けていたかが、分かりやすく説明されている。近隣諸国との環境や考え方の違いの比較もされており、興味深かった。

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    Posted by ブクログ 2023年08月15日

    正直なところ、時代の統治者の名前やその時代の領土の変遷にはついていけない(笑) でも3つの川についてはしっかり頭に入ったぞ。ライン川巡りの旅行は年寄り向け、何が良いんだろうと思っていたが、今はぜひ行って要所となった歴史を味わってみたい。ドイツ史を知るとヨーロッパ史がちょっと深く見えてきた。日本人とは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月18日

    ヨーロッパ各国のテーマ史シリーズ。ドイツ統一は小国乱立と宗教対立などで1871年明治4年と日本より遅れる。
    ライン川、ドナウ川、エルベ川とアルプスなどの山々と深い森は神秘的なゲルマン的物語、哲学、音楽を育むも
    産業革命時には森林伐採により自然破壊後ナチ時代は意外にも自然保護エコを推進。そして戦後は環...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年05月11日

    戦争や統治者の名前といった表面的なものではなく、生活の基底としている自然を通して歴史を説明している視点がいい。

    ゲルマン人は、自然崇拝の多神教を奉じ、神々はヴァルハラという天国にいるとし、聖なる森を礼拝して、神秘的な空間とみなしていた。

    ローマ帝国が滅亡すると、海を航海する商人は減り、内陸の大河...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月18日

    中高生向けレーベルなのに4章あたりからついて行けなかったMy頭脳。
    歴史書は通読してはいけない(戒め)
    そもそも西洋は宗教で喧嘩しすぎなんだよ!
    血統マウントの取り合いでくんずほぐれつ大勢入り乱れすぎなんだよ!
    高校時代日本史選択しなかった私が言えることではないが、島国の歴史を学ぶことがいかに簡単か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年02月05日

    豊かな森,そびえ立つアルプス,縦横に流れる川---その自然を抜きにドイツという国は語れません.なぜ魔女狩りやユダヤ人迫害が起きたのか? 工業で栄えた理由や音楽が盛んな背景は? どうして名物がビール・ジャガイモ・ソーセージ? 自然を切り口に歴史をたどれば,こうした謎が解けていきます.歴史や国民性の外観...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年03月21日

    ドイツの歴史と国民性は、その自然にあり。

    ドイツは、確かにイギリスやイタリアやフランスと違う。そのなんとなく思っていた気持ちに対する、ひとつの考え方を示してくれた本であった。

    側にある森と川の積極的な利用。それは自然を愛でるのではなく、利用するもの。しかし、一方で自然の力に対する畏れや崇拝も、神...続きを読む

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