5歳からの哲学

5歳からの哲学

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本書は5歳から上の子どもたちに哲学の手ほどきをする本です。
現役の小学校教諭と大学の哲学教授の共同執筆によるもので、実践的かつ学術的。子どもの思考力、集中力、そして議論する力を飛躍的に伸ばします。
哲学を学んだ経験がなくても心配はいりません。子どもに哲学を教える作業の第一歩は、まず子どもに哲学的な議論をするチャンスを与え、その議論に集中させることです。本書のプランに従って、親と子、先生と子どもたち、いっしょに哲学を楽しみましょう。

本書を使えば以下の力が自然に身につきます。

目次

1 政治哲学 公平さとルール
こぐまのピクニック――どういうことを公平って言うのかな? 1
ガビンのすなば――どういうことを公平って言うのかな? 2
動物たちのおやつ――どういうことを公平って言うのかな? 3
学校の決まり――決まりはいつでも必要なこと

2 環境哲学 草地、ゴミ、リサイクル
グリーンヒル村――自然はそのままのほうがいいのかな
象の水遊び――自然にあるものはなくならないの
ゴミ箱ベニー――リサイクルはなぜしなくてはいけないの

3 社会哲学 友だちと人間関係
こぐまの友だち――友だちってなんだろう 1
ウイリアムとアーサー―友だちってなんだろう 2
エマとサリー―友だちってなんだろう 3
羊のメーシー――みんなちがっていていいの
大きなこぐまは転校生――仲間を作ること

4 倫理 美徳と悪徳
サムの「親切の日」――親切って、どんなこと
カースティのうそ――ほんとうのことを話すべきなの
魔法の言葉――「ありがとう」を言うために
けちんぼテッド――プレゼントのお返しについて
自分本位なカバ――自分勝手はいけないの
なまけものの毛虫――なまけものは悪いこと
食いしんぼうのウサギ――よくばりなのは悪いこと

5 美学 美しさ、絵、物語
美しいもの――だれもが同じに美しいと思うのかな
ネコ――ほんものかどうか、見分けられるかな
海辺の散歩――ほんとうのことと空想のこと
洞窟のモンスター――こわい話とほんとうにこわいこと

6 心の哲学 感情、何かを信じること、人
おこりんぼパッチ――どんなときなら、おこってもいいの
ウサギとネズミ――いつでもこわがるべきなの
ハッピーなスージー――なにがわたしたちを幸せにするの
悲しいテッド――なんで悲しくなるんだろう
アンディのけが――いたいことはどんなときにも悪いこと
ロボットのアイザック――ロボットと人のちがいはどこにあるの

7 認識論 夢と錯覚
ミリーの悪夢――どうしたら夢じゃないとわかるの? 1
学校の夢――どうしたら夢じゃないとわかるの? 2
水中のエンピツ――目に見えるものは、すべてそのとおりなのかな

8 形而上学 何が真実か
ネコのアンガス――ほんものと物語のなかの動物はどうちがう
数――数はほんとうにあるものなの
テセウスの船――なにかとなにかが同じであると言えるには

【土屋陽介先生からの一言】
公平について/決まりについて/環境について/環境について 2/友だちについて/違いについて/自分と違う人を受け入れること/徳について/悪徳について/本物について/感情について/ロボットについて/夢と現実について/数について/同じということについて

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5歳からの哲学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本を参考に、テーマを設けて月に1回でも哲学の時間を家族で設けたいと思った。
    答えのない問いは1人で考えるより色んな人の考えを共有してこそ視野が広がるし、自分なりの答えが見つかるかもしれない。あるいは そもそも問いだと思っていなかったものを問いだと気づいて考えるきっかけになるかもしれない。

    自分

    0
    2023年07月29日

    Posted by ブクログ

     自分で勉強しない限り

    大学に行かないと哲学を勉強

    しないと思います。

    しかし、哲学的思考は大事だと思います。


    この本は子供に論理的な
    発想を持たせるためにいいと思いますよ
     
     質問形式に反論とかもあるので
    すごくいいですね。

     問答法ソクラテスだったっけ

    ケーキの切り方と言ったら

    0
    2020年10月25日

    Posted by ブクログ

    いつくかの質問が想定される答えとともに載っていて、質問内容がなかなか深い。5歳からの〜とあるけど、大人でも十分に考えさせられる内容。子育て中の人や教育関係の人はかなり参考になるんじゃないかな。何かの機会にいくつかうちの子にも聞いてみたいと思った。

    0
    2020年07月09日

    Posted by ブクログ

    数行の物語を読み、登場人物の行動は良いと思う?悪いと思う?と子どもに問いかける。どちらの返事に対しても例えばさらにこう質問を投げかけて、と、なかなか普通の大人には難しい哲学を子どもと一緒に考えることができる。

    0
    2020年06月24日

    Posted by ブクログ

    哲学を学びたいと思ったけれど高校の倫理しかやったことがなく、始めるなら基礎からだと思い手に取りました。
    哲学者が列挙してある訳ではなく子供のなんでを一緒に考える形式で、初めてでも取っ付きやすいようになっていると思います。なんでを考えながら徐々に哲学の方向に引っ張っていくというか、、、

    0
    2021年02月21日

    Posted by ブクログ

    もし子どもに聞かれたらどう答える?!
    この本の例題は、全て答えの無い問いばかり。大人でも不意に聞かれたら上手く答えられないかも。

    本書は
    本当の友達って何?、どうしたら平等になるの?、ルールって守らなきゃだめなの?などなど
    大人になっても曖昧なコトをひとつひとつ丁寧に「なぜ?」「どうして?」と紐解

    0
    2020年09月09日

    Posted by ブクログ

    日常生活の身近な会話の中論理的な話もできるということですね

    著書の内容を参考に日々の会話を大切に、子供が興味をもった話題に関して、掘り下げて会話に幅をもたせたい

    0
    2021年04月16日

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