旅立ちの日に

旅立ちの日に

1,760円 (税込)

8pt

3.9

「――あなたに出会えてよかった」
東京湾を横断するフェリーが発着する小さな港町・金谷を舞台に、約30年に亘って、紡がれる出会いと別れ、そして再生の物語。――愛する妻、大好きな母を失った血の繋がらない父子。挫折し故郷に戻ったバレリーナと、寄り添う書道の先生。映画好きの同級生に恋した女子中学生の一大決心。卒業式間近に親友となった二人の男子高校生。余命宣告を受けた元妻と数十年ぶりに偶然再会した男。彼らを見守るフェリー乗り場の総合案内係・椿屋誠。無機質に見えた彼の心と表情も、人々の出会いと別れに触れ、やがて……。

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旅立ちの日に のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    清水さんの著書は2冊目。個人的には「さよならの向こう側」よりも好きかもしれない。

    大きな悲しみ、甘酸っぱい恋、生涯の友との出会い、青春、別れ、再会、新しい生き方。
    生きていると誰もが経験する辛苦や喜び、いろんな感情を登場人物とともに疑似体験。読みながら頭のなかに映像が浮かんでくる。
    中にはしんみり

    0
    2023年04月08日

    Posted by ブクログ

    フェリーターミナルのある小さな港町を舞台にした短編連作。
    それぞれ出会いと別れの物語なんだけど、心情描写が素晴らしく、町の風景も一緒に想像しながら読みすすめた。
    「さよならだけが人生だ」
    「人生は、出会いと旅立ちの連続だ」
    どちらも正解だけど、後者の言葉の方を感謝の気持ちと共に感じながら過ごしていけ

    0
    2022年12月21日

    Posted by ブクログ

    春、桜が咲くのが待ち遠しくなる、
    温かくて心がほっとする作品でした。
    登場人物たちの出会いと別れに触れ、
    別れは辛くさびしいけれど、でも、
    さよならだけが人生ではなく、
    出会いもあって繰り返すのだと、
    そうやって人は成長していくのだと、
    おしえてもらいました。

    ***ネタばれ***
    連作短編集だけ

    0
    2023年01月23日

    Posted by ブクログ

    別れから始まったので悲しい話しかと思いましたが、温かさにあふれた優しい物語でした。
    人生は出会いと別れではなく、出会いと旅立ちだと書かれていました。その言葉にぴったりの一冊だと思います。

    0
    2022年10月02日

    Posted by ブクログ

    さらさらと読めて、程よい感動と爽やかな読後感だった。
    素直に読めて、登場人物の繋がりもよかった。
    さよならだけがじんせいだ

    0
    2024年02月20日

    Posted by ブクログ

    読みながら卒業ソングの定番となった『旅立ちの日に』のメロディーが脳内に流れていた。

    物語は千葉県富津市金谷を舞台に30年間に渡る其々の出会いと別れが綴られる。

    バレリーナになる夢を持ちながら志半ばで故郷に戻った女性と偶然出会った書道の先生。
    余命宣告を受けた元妻と数十年ぶりに再会した男性。
    初々

    0
    2023年02月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    千葉の港町を舞台に、出会いと別れと成長の短編連作物語。サクラさんの回収は面白かったな。大輔と町田くんの友情も良かった。柏木さんの恋……はちょっと いろいろ書き込んでほしかった。物足りないし、大輔は全然からまないし。 全体的には読みやすかった。

    0
    2023年01月26日

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