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どうして彼女がここにいる。 俺の前から、永遠にいなくなってしまったはずの彼女が――。 千真の前に現れた少女は、かつての恋人と同じ姿、そして同じ《夕海》と名乗った。だが彼女は、二年前に死んでいる……。 更に、仕事中に遭遇した殺人事件――密室の中で死んでいたのは、恩師の亡き妻とそっくりな女性だった。 彼女たちの正体は? そして、この世界には《ナニ》が起きているのか? 注目作家・市川憂人が描くのは、《世界の色》がガラリと変わる驚愕必須のミステリ。
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Posted by ブクログ
初めて市川さんの本を読みましたが、すごく読みやすく、少しSF要素もありましたがミステリーとして楽しめました。 コロナもそうですが、南海トラフも数十年以内に起こると言われている今、日々を大切に過ごしていかないと、と思いました。
前半は、事情が分からない中に放り込まれ、何かしら不穏な雰囲気に飲まれながら物語に引き込まれるさすがの展開。後半一気に社会状況が明らかになるにつれ、主人公たちの生き様に胸を打たれ、また胸を痛めつけられる市川マジックに脱帽。こんな世界になったら自分はどうするのだろうと絶望的になりそうですが、今回はエンデ...続きを読むィングに少しほっとできました。
亡くなった彼女と瓜二つの少女と出会った千真が殺人事件に関わる話。宅配バイト中に起こる謎や殺人事件、そして瓜二つの少女の正体にと盛り沢山であっちもこっちも気になる。特に瓜二つの人間の出現はめちゃくちゃ色々考えた。けど最後に明かされる事実が一番衝撃やった。コロナ禍ならではの作品。
災厄によって生活様式が変わってしまった社会で、恋人を失くした喪失感から抜け出せず無気力に生きている千真。しかしある日、死んだはずの恋人に瓜二つで、しかも名前も同じ「夕海」という少女を拾ってしまう。彼女はいったい何者なのか。そして千真の恩師宅で起こる殺人事件で、殺されていたのは恩師の死んだはずの妻だっ...続きを読むた。この世界で何が起こっているのか。奇想天外なミステリ。 これまたコロナ禍の今だからこそ読んでおくべきミステリです。変わってしまった日常、大切な人を亡くした無力感と先の見えない閉塞感。その中で死んだはずの人間が戻ってくるという謎を主体に、密室殺人も盛り込まれ、読みどころは充分にあるのですが。……最大の謎はそこだったのか! これにはやられました。でも言えない。
タイトルの灰かぶりについては終盤で理解した。パンデミックの中で生きること、ミステリー、ラブストーリーがうまくミックスされていて、読後感も良かった。パンデミックというのが大事な前提となっているが、これ以上はネタバレになりそうなのでやめておく。
2020年に起きたパンデミック(大地震)後の横須賀。 宅配便の仕事をしている波多野千真(かずま)20歳の前にパンデミックで亡くなったはずの恋人夕海と外見も声も名前も同じ少女夕海が現れます。 ただ違うのは年齢のみ、恋人の夕海は同い年でしたが現れた夕海は18歳でした。 行く当てのない夕海を千真は自分の...続きを読むアパートへ連れて行き、自分の仕事先で雇ってもらい、同じ仕事を始めます。 そして、配達先でもある千真の恩師の金森先生の家で、既にパンデミックで亡くなったはずの金森の妻そっくりの女性が死んでいるのを二人は発見します。 犯人は金森かと思いきや、金森も海辺で遺体となって発見されます。死亡推定時刻は、金森の方が早く、金森犯人説は退けられますが…。 そんなに、見た目や声まで似た人間があちこちにいるものかと非常に疑問に思い、SF小説だとしてもちょっとおかしい設定ではないかと思い、星3つに下げようと思いながら読んでいたら、最後の結末には非常にせつなさを感じさせられました。 恋愛小説としては優れていると思ったので星4つに格上げしました。
壮大すぎるネタと杜撰すぎる動機 - 市川憂人「灰かぶりの夕海」★★★☆☆ 壮大なネタはみごとにハメられました。思い返すとアレもこれも伏線としてうまくできています!うまーく誤魔化せれば映像化しても面白いと思う。人々の2020TOKYOの記憶があるうちにやらなくては! 一方で密室殺人のほうはダメだろ。物...続きを読む理的なトリックは辟易だし、動機は無理すぎ。そういう思考に人はならない。なので殺人のほうはなかったことにして壮大なラブストーリーに改変しようww
これはすごいどんでん返し。ある部分から一転して物語が裏返る感じ。それに気づかせない文章の構成がすごい。
突如として現れた元恋人と同じ姿で同じ名前の女性。彼女は2年前に亡くなったはず…さらに恩師の家に現れた過去に亡くなったはずの恩師の妻の死体?? 姿形も名前も出身地までも一緒やのに自分を知らない元恋人の超そっくりさん!まあ元恋人は死んでるから違う人なんやろうけど誰??ちゅうか怖くない??恩師の妻も同じ...続きを読む感じででてきたけどどういうこと?しかも死体??わけわからんまま謎が増えていくけどギューんと伏線を回収していくミステリ作品! こんなパターンか〜!って後半一気に灰に包まれて見えなかった世界が晴れてきてハイになりながら一気に読める。
※ ゴーグル、マスク、配送便、リモート授業に 休講、東京2020、非常事態宣言。 物語で登場するどのキーワードも、この数年 常に見聞きし、身近に関わってきた言葉たち たげに、完全に先入観で読み進めてました。 タイトルにある『灰かぶり』という キーワードにもっと注意を払って読む べきだったと後悔。...続きを読む 振り返って考えてみれば、各所に挟まれた 伏線になるほどと納得。 二重にも三重にもひっくり返される真実は 最後まで読まないと明かされない。 状況設定から人の心理まで、全ての意外性に きれいに騙されました。
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