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「いいことの数は決まっていて、誰かが余計に手にすれば、誰かがあぶれる」。駆落ち相手に逃げられたり、死んだ夫の連れ子と姑に手を焼いたり、20歳も年上の妻から奪った男をふたたび若い女に奪われたり、幸せな結婚を望んだのに一家三代でシングルマザーになってしまったり、元夫が新しい家族と隣のマンションに越してくることになったり……。男運に恵まれない8人のヒロインたちが、恋に翻弄されつつも、健気に何かを掴み取る姿を描いた連作短篇集。
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Posted by ブクログ
柚月裕子さんの本を探していたらとなりにあった題名に惹かれて買ってしまった。唯川恵さんは初めて読みました。リンクしていく短編と男の自分がいうのもなんだけど、男を見る目がない不運な女性の淡々として抜け出せず足掻く日常にリアリティを感じます。凪の情景と彼方より遠くの2編は切なく胸に沁みます。
相変わらず心にズシンとくる。 女性の深いところをこんなに自然に描き、惹きつける唯川さんの作品は素晴らしい。
やっと読み終わったー どろどろどんよりしとりそうで気分が乗らないと読めない部類やと思っとったけど、読んでみると意外とあっさり潔い内容で読みやすかったです。
【本の内容】 「いいことの数は決まっていて、誰かが余計に手にすれば、誰かがあぶれる」。 駆落ちした相手に逃げられたり、死んだ夫の連れ子と姑に手を焼かされたり…。 とことん男運に恵まれないヒロインたちが、恋に翻弄され、揺れ動きながらも、何かをつかみとっていく姿を描く。 情感あふれる八つの恋愛短篇...続きを読む。 [ 目次 ] [ POP ] 損をしていると思った。 「恨んでも、憎んでも、愛してる」この本の帯が邪魔なのだ。 8つの連作それぞれに異なる女のそれぞれの人生がある。 揃いも揃って「幸せ」とは言いがたい。 家計を楽にするはずのパートの主婦は生活に疲れ、娘が初潮を迎え、同居する母親の痴呆に気を揉む世代。 もう色恋に奔走する年ではない彼女らの人生の分岐点に悔しいかな「男」がいる。 男女同一賃金、男性の育休取得…そんな世代に生きていても「男に人生を明け渡している」感はぬぐえない。 しかし、「惚れた腫れた」を過ぎてからの女の強さが本書の醍醐味だ。 選ばれたかのように自分にばかり不運が訪れることを嘆き、「どうして私じゃなかったんだろう」と自虐していた女たちの胸のすくような立ち上がり方。 離婚、シングルマザーの道を経た山下久美子が「手を伸ばして何かを掴むんだ」と解説で言い放つ。 女であることの幸せを享受しつつ、更にもう1歩を踏み出したくなる。 「不運な女神」は恋愛小説を超えた女の物語だ。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
連作というか登場人物が少しずつ繋がる連作集。一気に読むのが吉。途中であけたら没入感が無くなってしまい若干後悔。 こういう連作ものは世界観が複層的になるので大変好み。素晴らしいです。
まるでノンフィクション。 とことん男運に恵まれないヒロインたちが、恋に翻弄され、揺れ動きながらも、何かをつかみとっていく姿を描く。情感あふれる八つの恋愛短編。 このように紹介されていましたが、私としてはこの紹介のされ方は相応しくないと思います。 だいたい、男運に恵まれないっていう表現が違うので...続きを読むは?と。 運に恵まれる恵まれないじゃなく、その人を選んだのは自分自身。 そんなこと言われなくてもわかってるわ、それくらいの強さがある主人公ばかりでした。 だからこそ、小説として成り立っているのだと思います。 個人的には、「不運な女神」「ドール・ハウス」「帰省」がお気に入りです。 どうして大切なものが一つじゃないんだろう。 もし一つだけだったら、どんなに幸せなことか。 当たり前だけど、“みんな幸せ”なんてあり得ないんだよね。 みんな誰かを傷つけて、誰かに傷つけられて生きているんだよね。 なるべくそんなことないといいんだけど。
どの主人公も男運のなさは相当なもので、主人公が望んでも、一旦離れた男女の仲が戻ることはありませんでしたが、男女が共に居る幸せとは別な大切なものをそれぞれ手に入れかけているという感じの結末が用意されていて救いがありました。
短編。オムライスを食べてから逝ってしまった義弟の話、再婚話が出てたのに血のつながらない娘とおばあちゃんのために断った不運な女神。おもしろかった。
どれもこれも切ない短編集。 日常のささいなすれ違いとか、ナイフのような言葉たちによって とめどなく沈殿していく暗くて深い思考。 それでも人と関わることでしか 自分を浮上させていくことができないんだということを、 ものすごくリアルに感じられた。 少し明るい未来が見えはじめた作品もあれば、 最後に...続きを読む罪を犯すか犯さないかの瀬戸際までいってしまう作品まで、 人間関係ってほんとに紙一重だな、というのをまざまざと感じさせられた本です。
男運のない女性たちの短編集。バラバラの話なのに、前の話の登場人物が次の主人公だったりするのが面白い。タイトルにもなっている「不運な女神」が好きかな。
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不運な女神
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唯川恵
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