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大好物のミステリーを食べて、こんなに大きくなりました――アガサ・クリスティー、綾辻行人、エイドリアン・マッキンティ、伊坂幸太郎、ジェフリー・ディーヴァー、都筑道夫、D・M・ディヴァイン、法月綸太郎、ヘニング・マンケル、山田正紀……など総勢362名、1,018作品。一日一冊以上のペースで爆読する若手屈指の本読み作家が大好きな作家&作品を存分に語り尽くした偏愛ミステリーガイド。この熱量と文字量、どうかしてるぜ。
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Posted by ブクログ
またしてもこれは読んではいけない本でした。タイトルにもあるように、読んだ本の紹介、解説、そしてエッセイで構成されている一冊です。が、紹介されている本の量が尋常じゃない……でもって海外ミステリが多めなので、読んでいない本が多い……チェックすらしていない本も多い……そしてどれも面白そうなんだけれどどうす...続きを読むればよいのでしょうか。私も大概本を読むペースは一般よりは早いと思うのですが。それでも追いつける気がまったくしません。 とりあえずはヘニング・マンケルとラグナル・ヨナソンが気になるなーと思ったのだけれど。ヘニング・マンケル……上下巻が何冊あるのよ! まあ頭の片隅に引っ掛けておいて、そのうち読んでみようかなっと。
現在も連載中の阿津川さんによるミステリレビュー+解説+α。「入れ子細工の夜」とかでも書名等を挙げてミステリ愛を語っていたけど、こちらでは景気よく次々爆発させていてその熱量に圧倒される。海外物多めなのでそちらには疎いからその殆どにはそうなんだ、位の知識しかないけどたまに読んでいる作品が出てくると嬉しい...続きを読む。熱量に影響されて色々読んでみたくなったけど、ヴァランダーシリーズとかディック・フランシスとかどれだけ時間あれば読破出来るのか。(ディック・フランシスは昔途中までは読んだ)ミステリに留まらない膨大な巻末の人名、作品目索引を見ているだけでも楽しい。いいブックガイドだと思う。
面白かった。ミステリ愛、読書愛が深いのは様々な媒体で見て知っていたけどここまでの熱量とは。阿津川先生は小説も面白いけど小説以外のエッセイや解説も上手いので読んでいて心地良い。 今回《新鋭奮闘編》という事なのでまた次もあるかなと期待してます。
夜中に「何故、僕は今までディック・フランシスを読んでこなかったのか!」と悶絶した他、デイヴィッド・ピース、恩田陸、ジェームス・エルロイ、、、読みたい本がどんどん増えすぎて。 このくらいの熱量がないと、プロにはなれないんだろうなと、ただ圧倒される。
ネットで連載されていた読書日記がまとまった。著者の作品は未読で、他の作家の作品もほとんど読んだことがない。それでも、例えば、ヴァランダーやショーン・ダフィに対する熱量で読ませる。ジャック・リーチャーやハリー・ボッシュのシリーズを「普段づかい」というのは、絶妙な表現。
黒後家蜘蛛の会についての解説が興味深かった。ジェフリー・ディーヴァーとコナンの新作の楽しみ方は納得。
圧倒的な読書量。最新の物から古典まで幅広い。 読書日記なので著者が読んだ作品についてあれこれ書いてある。誰かが読んだ時の感想が自分と違うのか興味がありこの作品を読んでみた。 紹介されているのがほぼミステリー。ネタバレすることなく作品の良さを伝えている。なので著者の作品に対する熱い想いを強く感じる。
まことさんのレビューからポチっとゲットした一冊。 これはまたとてつもなくすごい本を手に入れてしまった。 若干28歳(かな?)の若手作家によるミステリ愛ほとばしる書評・解説・エッセイ集。 何かの解説で見ていたことがあったのは『オクトーバー・リスト』と『レイン・ドッグズ』でした。 これらの解説を読んでフ...続きを読むラグを立てていた自分を褒めたいぐらい。 何がすごいってこの年齢にして古今東西のミステリを押さえ、完璧なまでのクリティー評を備え、ディック・フランシス、ヘニング・マンケル、D・M・ディヴァインの攻略を記すことができ、泡坂妻夫、土屋隆夫、鮎川哲也にまで通じながら、伊坂幸太郎が入口だと言う圧倒的な土台。 この作品の解説にあれを当ててくるかぁ、なるほど読んだことないけどあの系譜なのね、そうそうあの作品はそう読むよね(指示代名詞ばかりで意味わかんないですね)、ともう関心しきり。 海外ミステリ好きなら絶対読むべき。 刺さること間違いなし。 もちろん国内ミステリ好きも。 著者のミステリ作品は実はまだ読んだことないのだけれど、もう既にファンになってしまった。 むしろ敵愾心すら感じる(どの分際でw)。 青崎有吾?、斜線堂有紀?、近いうちに読むさ。 R・ゴダードやT・H・クックは読んだことあるかい?(あるんだろうなぁ。。。) と何か一人でムキになってしまいました。 そして、読みたい本が100冊は増えましたとさ。
ここまで読む人は、もしかしたらいるかもしれない。 けど、ここまで書誌的にデータを残して書く人となると、どうだろう。どれもこれも楽しく語っているところが良い。
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阿津川辰海 読書日記~かくしてミステリー作家は語る〈新鋭奮闘編〉~
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